てびち屋本舗で豚足を堪能 那覇・松山

中城城跡から那覇に戻ってきて、ホテルへ帰る前に夕食にします。一旦ホテルの部屋に入ったら、もう出掛けるのがおっくうになって引きこもりそうなので。

この日のお目当ては「てびち屋本舗」です。「てびち」とは沖縄の言葉で豚足或いは豚足の煮付けのことです。タイのカオカームーや台湾の猪脚飯も大好きな豚足好きな私にとっては夢のようなお店。いの一番に行きたかったのですが、昨日は日曜日で定休日でした。

中に入るとテーブルが4~5卓(約20席)とカウンター席が10席程度。昼は営業しておらず、夕方から夜の営業のみ、食事処というより居酒屋的な雰囲気です。薄暗いので、画像撮影が厳しい。

お一人様の私はカウンター席へ案内されました。

先ずはシークヮーサーサワーを注文。

てびち本舗という店名ですが、てびち以外にも沖縄料理をはじめ様々なメニューがあります。せっかくなので沖縄らしい料理を食べてみたいですね。

最初に出てきたフーチャンプルー。車麩に卵液を染み込ませたものと野菜・豚肉などを炒めた料理です。麩なんて・・・とちょっと馬鹿にしていましたが、卵と出汁の味が染み込んでおいしいし、ボリュームもあって満足感大です。

てびち料理は10種類近くあったと思いますが、その中から看板メニューっぽい下記2種類を注文しました。

やみつきてびち。

ぷるぷるに軟らかく煮て?あります。てびち自体は薄味で、ポン酢のようなオリジナルタレで頂きます。

揚げてびち。

外はカリカリ&塩・胡椒・にんにく醤油など濃い目の味付けでKFCの衣みたい、中はクリーム状でトロトロです。個人的にはやみつきてびちよりこっちの方が好みでした。

グルクンの唐揚げ。グルクンは沖縄の県魚で正式名称はタカサゴというそうです。グルクン特有の味というものは感じなかったですが、揚げたてでおいしかったです。

〆に軽くご飯物が食べたいと思い注文したポーク玉子おにぎり。思ってたより大きくてボリュームがありました。

ポーク(スパム)の塩気で食べる感じ。

お勘定はこんな感じでした。

シークワーサーサワー 450円
ふーちゃんぷる 700円
やみつきてびち 500円
揚げてびち 500円
グルクン唐揚げ 780円
ポーク玉子おにぎり 300円

大好き豚足をはじめ、料理はどれもおいしく頂いたのですが、(入店前から理解していましたが)喫煙可のお店なので非喫煙者の私にはタバコの煙がつらかったです。

お店の場所はゆいレールの県庁前駅と美栄橋駅の中間くらい、国道58号線からアパホテル那覇横の道を松山公園方向に歩いて行ったところ。

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世界遺産 中城城跡を独り占め

中村家住宅から徒歩7~8分で中城城跡に到着しました。

世界文化遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」に登録されている5つのグスクのうち、首里城跡以外にもう一ヶ所行きたいなあと考えると、那覇から一番近くて行きやすそうな中城城跡という選択になりました。

北中城村が運営するコミュニティバス「グスクめぐりん」を利用して来たのですが、中城城跡は北中城村と中城村の境界にあり、大半が中城村で受付のある入口付近は北中城村なんですね。

入場料は大人400円。入口から一番奥にある正門のそばまで電動カートで送ってくれるので、奥から入口に向かって見学していくことになります。

正門へ行く前にカンジャーガマ(鍛冶屋跡)。

正門を抜けると・・・

西の郭というエリアに入ります。中城城は西の郭・南の郭・一の郭・二の郭・三の郭・北の郭と分かれています。

西の郭から一の郭の城壁を見上げたところ。

石垣の修復工事が行われている

ナミナミノ御イベ(長門御嶽)という拝所。

順路に従い、階段を南の郭へ上がって行きますと3つの拝所があります。

小城ノ御イベ(久高遙拝所)、

御當蔵火之神(首里遙拝所)。

雨乞イノ御嶽。

次は一の郭へ向かいます。

アーチ状の城門が出てきました。

城門を抜けると城の中心となる一の郭です。

ここに正殿がありました。また1945年に第二次世界大戦で焼失するまで中城村役場も一の郭にありました。

中森ノ御イベ(着替御嶽)という拝所。

一の郭から南の郭方面を望む。

また同じようなアーチ状の城門をぐぐると二の郭です。

太陽を背景にしておもしろい画像が撮れました。

拝所「シライ富の御イベ」。

太平洋が一望できるということなので、石垣を登ってみますか。

沖縄の美しい海の絶景が広がる・・・と思いきや、そうでもないか。

城壁の曲線は美しい。

二の郭から三の郭を見下ろします。

日露戦争の戦没者の忠魂碑。

二の郭から西の郭を経由して北の郭へ向かっていると、「ハブに注意」の看板が。

北の郭にはウフガー(大井戸)があります。

北の郭から階段を上がって三の郭にも行ってみました。中城城は14世紀後半までに先中城按司が数世代にわたって築城してきましたが、三の郭は15世紀半ばに城主となった護佐丸が北の郭と共に増築したエリアなので新城とも呼ばれます。

下記画像はさきほど行った二の郭の城壁ですね。

北の郭から裏門を抜けます。

夕暮れでいい感じに画像が撮れました。

上の画像を見ていて既視感と言うか懐かしい気持ちになり、今回の沖縄旅行で一番気に入った場所が中城城跡でしたが、やっと理由が分かりました。学生時代に行ったインド・ラージャスターン州のジョードプルやジャイサルメールの城塞・城砦に似ているんですよ。で、ネットで検索して見比べてみたら、全然似ていませんでした。

世界遺産の碑も撮影しておきましょう。

中城城跡の見学を終えて17時、帰りのバスの時間まで45分ほどあるので、中城城・城主でもあった護佐丸の墓にも行ってみようと思います。

中城城跡の入口から徒歩5~6分で墓への入口に到着しました。県道146号線から分れた道路沿いにあります。

護佐丸公之御墓という碑が建っています。

階段を上って来ます。

この階段どこまで続いているんだと思いましたが・・・

意外と大したことはなく、すぐに墓へ到着しました。

元々あった墓が崩壊し、護佐丸の死から200年以上経過した1686年に造られたものです。中国発祥で沖縄でよくみられる亀甲墓ですが、この護佐丸の墓が現在沖縄で見つかっている亀甲墓で最古のものらしい。

墓室を塞ぐ蓋石と香炉石。

「毛國鼎護佐丸之墓」の碑。毛國鼎は護佐丸の唐名(中国名)らしい。久米村毛氏の始祖にも毛國鼎という同名の人がいますが、別人です。

中城城跡自体の見学は所要時間約45分、それに護佐丸の墓が移動も含めて25分程度だったかな。私以外に入場客は全く見かけず、世界遺産の中城城跡にたった一人という贅沢な時間でした。

次は勝連城跡・座間味城跡・今帰仁城跡のどこかに行き、いつかは世界文化遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」に登録されている5つのグスクをコンプリートしたいなあと思います。

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国指定重要文化財 中村家住宅 沖縄の伝統的家屋 北中城村

中城城跡へ行く前に、グスクめぐりんで一つ手前の「大城」バス停で下車し、中村家住宅を見学します。

中村家住宅は18世紀中頃に建てられた豪農・地頭(庄屋)の住宅です。古い沖縄の住居建築の特色を色濃く残している建物で、1972年の沖縄の日本復帰と共に国の重要文化財に指定されました。

住宅を囲む琉球石灰岩の石牆(石垣)が続きます。

入場料は大人500円、道をはさんで対面にある土産物店「中村家」でチケットを購入します。

正面にはヒンプン(屏風)という目隠しと共に魔物を跳ね返す魔除けの役割をする壁があります。中国発祥で照壁・影壁と言い、中国の影響を受けたベトナムなどでも見られる構造です。

中門を抜けて中に入ります。

正面にはウフヤ(母屋)とトゥングワ(台所)からなる主屋。

赤瓦葺きの屋根の上には魔除けのシーサー。

こちらは「あさぎ(アシャギ)」という離れ座敷部分。

高倉という籾蔵。

建物内部の見学も出来ますので、上がってみましょう。

アサギ(離れ座敷)には首里王府の役人が地方巡視の際に宿泊されました。

沖縄らしく台風対策で屋敷全体が石垣に囲まれています。

母屋は一番座から三番座まであります。

一番座は客間。

二番座は仏間。

仏壇には中村家の位牌(トートーメー)の模型。上段に男性の戒名、下段に女性の戒名を書きます。

三番座。

1~3番座のそれぞれの奥に裏座という部屋があり、寝室や産室として利用されていました。

三番座の前にはナカメー(中前)という板の間があります。

三番座の隣に居間があり、向こう側にはトゥングワ(台所)。

台所にはヒヌカン(火の神)が祀られています。火・竈の神様は日本全国に存在しますし、中国では灶君・灶神、ベトナムにもオンタオという竈の神様がいます。

台所を出るとメーヌヤー(前の屋)という家畜小屋があります。ウマヌヤー(馬小屋)、ウシヌヤー(牛小屋)に加えて、ヒイジャーヤー(山羊小屋)があるのは沖縄らしい。

こちらはフールという豚小屋なのですが、人間のトイレも兼ねています。手前の端の方にあるのが人間用の便器で、排泄物がそのまま豚の餌になるという仕組み。この豚便所システムも中国文化の影響でしょうか。

屋敷内には井戸もありました。

石垣の上をぐるっと周って、屋敷を眺めることが出来ます。

沖縄の建築様式の特徴を備えたこれだけ立派な屋敷が、第二次世界大戦の戦禍を逃れたのは本当に幸運でした。それだけ貴重な建物だからこそ国指定重要文化財になっているのでしょう。

各地で多くの武家屋敷、町家(商家)、洋館などを訪れましたが、個人的にはこの沖縄の中村家住宅が一番興味深く見学出来ました。また初日に行った沖縄県立博物館・美術館(おきみゅー)にも再現された伝統的な民家が屋外展示されていましたが、やっぱり本物は存在感が違います。

この後は中村家住宅のある大城地区を散策してカー(泉)や拝所なども見てみたかったのですが、時間がなくて諦め、中城城跡へ向かいます。

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北中城村観光周遊バス「グスクめぐりん」 中城城跡へのアクセス・行き方

世界遺産の中城城跡へ行こうと決めたのはいいのですが、近くには路線バスが通っていないのです。

ネットで行き方・アクセス方法を調べたところ、北中城村が実証実験として「グスクめぐりん」というコミュニティバスを運行しており、それで中城城跡にも行けることが分かりました。

グスクめぐりんはイオンモール沖縄ライカムを出発して最後はまたイオンモール沖縄ライカムに戻って来るのですが、令和4年11月7日から運行ルートが拡大され、1日12本の便で喜舎場周りと島袋周りを交互に運行となりました。ルートは同じでも周りが反対なので、イオンモール沖縄ライカムから中城城跡まで島袋周りなら約30分ですが、喜舎場周りだと約1時間も掛かります。またこのルート拡大に伴い、料金も100円から200円に値上げされました。

イオンモール沖縄ライカムでの乗り場は1階中央にあるアライバルゲートです。建物を出て(建物を背にして)左手に停まっていました。

時刻表を調べている段階で分かっていましたが、私が乗ることになった14:30発の便は運悪く喜舎場周り(緑色のロゴ)、中城城跡まで約1時間も掛かります。島袋周りは車両のロゴがオレンジ色になります。

運転手の隣の席を含めて乗客は13人乗れるバンタイプです。運行が始まったのが令和元年11月なので、この時点で約3年経過、車両自体はまだ新しい印象を受けました。

無料のWifiが完備されているのはうれしいですね。

中城城跡より先に中村家住宅を見学する為、一つ手前の「大城」バス停で下車しましたが、そこまで約1時間誰も乗って来ませんでした。但し、私と入れ替わりで2人乗車していました。

帰りは中城城跡17:45発の同じく喜舎場周りでしたが(帰りは喜舎場周りの方が早い)、この便も私以外乗客はいませんでした。終点のイオンモール沖縄ライカムまで乗るつもりでしたが、運転手さんが「中部徳洲会病院で降りればイオンモールまで徒歩5分、バスは大回りして渋滞もあるし15分くらい掛かるよ」と教えてくれたので、徳洲会病院で降りました。

私にはとてもありがたいバスでしたが、ほとんど乗客がおらず、いつまで続くかなと感じました。運賃が値上げされたのも苦しい台所事情が表れているのでしょう。運行ルートを拡大したのも、当初は観光客メインに考えていたけど乗客数が増えないので、地元の人もターゲットにしようということでは?

それとバスに乗っていて感じたのですが、幹線道路はかなり車が走っており、多少渋滞もあるほどで、北中城「村」というイメージとはかなり違っていました。イオンモール沖縄ライカムなんて巨大ショッピングモールもありますしね。

後で調べると、北中城村は人口約18,000人、全国の村で5番目に人口が多く(隣の中城村は約23,000人で第3位)、人口密度は一番なんだそうです。

イオンモール沖縄ライカム周辺の地図とホテル

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エンダーことA&W屋宜原店 A&Wの沖縄1号店

那覇バスターミナルに戻ってきて、次は中城城跡へ向かいます。中城城跡周辺には路線バスが通っていないのですが、イオンモール沖縄ライカムから出ている北中城村コミュニティバス「グスクめぐりん」を利用して行くことが出来ます。

その前にイオンモール沖縄ライカムの手前の「屋宜原(やぎばる)」バス停で降り、A&W屋宜原店で昼食にするのですが、那覇バスターミナルへの到着が3~4分遅れたので予定したバスに乗り継げず、時間が余りありません。

A&W屋宜原店は1963年オープン、沖縄1号店=日本1号店らしいのです。当時沖縄はアメリカ統治下だったので、日本一号店と言えるのか分かりませんが。

A&Wはアメリカ発祥のファストフードチェーンで、エイアンドダブリュと発音しますが、沖縄県民からは訛って?略して?「エンダー」と呼ばれています。

私はタイでA&Wに行ったことがあるのですが、寂れた冴えないイメージの店舗が多かったので、てっきりタイローカルのファストフード店と勘違いしていました。

時間がないのに、入口から店舗まで距離がある・・・

店内だけではなく駐車場(車内)で食べることも可能です。パーキングロットごとにメニューとインターホンがあり、注文すると店員が運んで来てくるようです。ドライブスルーではなくドライブインと言うのかな?

私は店内でJr.モッツァバーガー420円+スーパーフライコンボ(S)440円を注文、コンボのドリンクはやっぱり名物のルートビアでしょ。店内で食べていたら、グスクめぐりんのバスの時間に間に合わなさそうなので、テイクアウトにしました。

レジ前ではTシャツをはじめ、様々なA&Wグッズが販売されています。

商品を受け取り、イオンモール沖縄ライカムへ早足に急ぎますが・・・思った以上にイオンモール沖縄ライカムは広く、グスクめぐりんの乗り場までなかなかたどり着けません。予定している便を逃したら次は1時間後。そうなると見学するつもりの中城城跡と中村家住宅のうち1ヶ所は行けなくなります。

最後はダッシュでなんとか間に合ったのですが、ルートビアはこぼれてほとんどなくなっていました。一応紙袋の中で収まっていたので、入れていたリュックはそれほど被害を受けませんでしたが。

Jr.モッツァバーガーもルートビア味に・・・

A&Wのスーパーフライはジャガイモをつぶしてマッシュ状にしたものを揚げた、オランダ発祥のじゃがいも料理「ラスポテト」が起源らしい。外はカリカリ・サクっとしているのですが、中はモチモチの食感で普通のフライドポテトとは違うのが分かります。

紙コップに少しだけ残っていたものとハンバーガーにかかったルートビアを味わいましたが、北海道名物のガラナよりかなりクセが強いように感じました。

イオンモール沖縄ライカム周辺の地図とホテル

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軽便与那原駅舎・展示資料館 沖縄県営鉄道(軽便鉄道)の痕跡

次は中城城跡へ向かうのですが、斎場御嶽から那覇バスターミナルへ戻る途中に「軽便与那原駅舎・展示資料館」という施設を見つけました。スケジュールはギチギチであまり余裕はないのですが、バスの時刻表を調べると、途中下車しても30分程度で乗り継げるようなので寄ってみます。

斎場御嶽と那覇バスターミナルを結ぶ東陽バスの338/38番路線は非常に便数が少ないのですが、軽便与那原駅舎・展示資料館の最寄りの与那原町役場入口バス停は他に東陽バス37番系統、沖縄バス39/339番系統など比較的便数が多い(と言っても1時間に1~2本程度)も通っていました。

与那原町役場入口バス停で下車、バス通りから数十メートル入ったところに軽便与那原駅舎・展示資料館があります。

旧与那原駅は戦前~戦中運行していた沖縄県営鉄道(沖縄県鉄道)の駅で、その跡地に平成26年(2014年)復元されたのが軽便与那原駅舎・展示資料館です。

沖縄県営鉄道は大正3年から昭和20年(1914~1945年)まで営業し、与那原線・嘉手納線・糸満線と貨物用の海陸連絡線がありました。軌間は762mmの軽便鉄道(けいべんてつどう)で、ケイベンが訛って沖縄県民からは「ケイビン」「ケービン」と呼ばれていたようです。

建物の前には、大正12年(1921年)皇太子(後の昭和天皇)が欧州外遊に向かう途中に来沖、与那原駅から那覇駅まで軽便鉄道に乗車された「東宮殿下乗車記念碑」があります。

国産初の本格的幹線貨物機関車である9600型蒸気機関車の1/5スケールの模型。特に沖縄県営鉄道とは関係ないようです。

入口のベンチに暇そうなおじいさんが座っているなあと遠目には見えていたのですが、人形でした。

入場料は大人100円。入場券は昔の硬券風で入鋏用の改札鋏も置いてあります。

また2022年の鉄道開業150周年を記念して、沖縄県営鉄道の記念切符を集める切符ラリーが行われていて、与那原駅の記念切符と台紙を頂きました。

切符ラリーは下記4ヶ所で4枚集めるものです。

那覇~与那原@軽便与那原駅舎・展示資料館
那覇~東風平@南の駅やえせ
那覇~稲嶺@がんしゅう駅・南城
那覇~糸満@道の駅いとまん

那覇~与那原だけでなく、「那覇~糸満@道の駅いとまん」もここで頂けました。但し私が訪問した時点で「那覇~稲嶺@がんしゅう駅・南城」は既に配布終了しているそうなので、コンプリートは不可。

展示は写真パネルを中心に当時使用されていた設備・道具類、ミニチュア模型、それに沖縄県営鉄道とは関係ないですが、鉄道愛好家の故ゆたかはじめ(石田穣一)さんのコレクションなどがあります。

博物館ではなく資料館となっているように、展示物はそれほど多くなく、「与那原軽便物語」というビデオを見なければ、見学時間は10~15分で充分です。尚、展示物を撮影してインターネットやSNSへの掲載、商用目的で無断使用することは禁止となっているので、画像はありません(撮影自体はOK?)。

初代与那原駅は木造駅舎でしたが、昭和6年(1931年)に建てられた2代目駅舎は鉄筋コンクリート造となり、当時の9本の柱が建物裏に残されています。

2代目駅舎は沖縄戦で破壊されましたが、残った柱・壁などを使って修復され、与那原町役場庁舎、JA与那原支店として利用されてきました。平成25年(2013年)に取り壊され、翌年に現在の軽便与那原駅舎・展示資料館が建設されました。

他に軽便鉄道(沖縄県営鉄道)の遺構としては、那覇バスターミナルの脇(ゆいレール・旭橋駅側)に旧那覇駅の転車台が残されています。

また沖縄県営鉄道とは直接関係ないのですが、南大東島のさとうきび運搬用鉄道(通称シュガートレイン)で使われていた機関車が那覇市内の壷川東公園に展示されています。

ディーゼル機関車。

この壺川東公園は沖縄県営鉄道の那覇駅と古波蔵駅の間に位置し、工事の際に当時のレールが出土しています。

こちらは蒸気機関車(下部のみ)。

南大東島の砂糖運搬専用軌道(シュガートレイン)は大東糖業南大東事業所のサトウキビを運搬する為の民営鉄道でしたが、実は日本統治時代の台湾でも同じ頃、製糖会社により多くのシュガートレイン(糖業鉄道)が建設されました。

台湾糖業鉄道の軌間も大半が762mm、南大東島砂糖運搬専用軌道や沖縄県営鉄道と同じ軽便鉄道でした。標準軌1435mmの約半分ということで台湾では五分車と呼びます。

与那原町の地図とホテル

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世界遺産 斎場御嶽(せーふぁーうたき)を見学・所要時間

知念岬公園を後にして、次は斎場御嶽(せーふぁーうたき)へ向かいます。

入場券は現地で販売しておらず、バス停近くの南城市地域物産館の券売機で購入する必要があります。入場料は大人300円。

国道331号線から知念郵便局脇の「せいふぁのみち」を北へ5~6分歩いて行くと、斎場御嶽の入口に到着しました。

斎場御嶽は琉球王国最高の聖地であり、2000年に世界文化遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一つとして、他8つの遺産とともに登録されています。

先ずは「緑の館・セーファ」という建物に入り、3分ほどの簡単な案内ビデオを見ます。

それでは斎場御嶽を参拝しましょう。

入ってすぐの泉(カー)にイモリがうじゃうじゃいました。シリケンイモリという奄美・沖縄諸島特有のイモリらしい。

琉球王国時代に国王が聖地巡拝する儀式の「東御廻り(あがりうまーい)」で斎場御嶽へ向かう際に使われた参道(向こう側からこちらへやって来る)。現在は通行止めとなっています。途中にはウローカーという禊・お清めをする泉があります。

傾斜がきつい石畳には木の階段が設置されています。

階段を上ったところに、東方楽土・ニライカナイに最も近く、神の島と言われる久高島を望む久高島遥拝所。

そして斎場御嶽の入口にあたる御門口(うじょうぐち)。琉球王国時代、神に仕える神職は女性で、斎場御嶽を含めて御嶽は男子禁制とされており、庶民はここまでしか来られなかったそうです。

女性神職はノロと呼ばれ、その頂点が聞得大君(きこえのおおぎみ)です。琉球王国最高の聖地である斎場御嶽は聞得大君が神事を司ります。一方で男性は政治を行い、その最高位が国王です。

琉球石灰岩で出来た石畳の道を進みます。雨の後などはかなり滑りやすそうです。

斎場御嶽には六つのイビ(威部)と呼ばれる神域がありますが、最初に出てくるのが1)大庫理(ウフグーイ)。

沖縄の拝所ってどこもこんな四角い石の香炉がありますね。

更に進むと三叉路にぶつかり、先ずは左手を進みます。

第二次世界大戦末期、1945年の沖縄戦で砲弾が撃ち込まれて出来た艦砲穴。画像を取り忘れたのですが、砲弾で出来た砲弾池もありました。

先には2)寄満(ゆいんち)というイビがあります。

先ほどの三叉路に戻り、今度は右手へ向かいますと、開けた広場のようなところに出ます。岩から2本の鍾乳石が突き出ているのが見えますね。

その鍾乳石からは神聖な水が滴り落ちています。

その神聖な水を受けるのが、手前側の3)アマダユルアシカヌビー、奥側の4)シキヨダユルアマガヌビーという壺。

向かって右手に2本の鍾乳石、左手には巨大な岩と岩の間にできた三角形の空間が見えます。

以前は入れたようですが、現在は新型コロナウイルス感染拡大防止の為、柵がしてあって立ち入り禁止になっています。

斎場御嶽といえばここ!みたいな一番有名な場所ですよね。いかにもパワースポットという雰囲気です。

三角形のトンネルの先、正面にあるのが5)三庫理(さんぐーい)。金製勾玉が埋められていて、斎場御嶽の中でも最も神聖な場所だったようです。

右手にあるのが6)チョウノハナ(頂の鼻)。説明書きには『琉球最高の神女「聞得大君」と関係があると言われています』と書かれていました。

2年ほど前このチョウノハナにある香炉の一つが盗まれる事件がありました。犯人は自首して、香炉は無事返却されたそうです。

こんな感じで斎場御嶽の6つのイビを回りました。もっと広大な敷地だと思っていましたが、そこまで広くはなく、見学時間は30分ほどでした。バス停や券売機がある南城市地域物産館との往復を含めても所要時間は50~60分とみておけば良いと思います。

斎場御嶽周辺の地図とホテル

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東陽バス338番路線で絶景の知念岬公園へ 沖縄・南城

沖縄2日目は那覇から離れ、OTOPa(オトパ)の沖縄路線バス乗り放題の周遊パスを使って、南城市の斎場御嶽(せーふぁうたき)と中城村・北中城村の中城城跡という2つの世界遺産を観光します。

全く異なる方向なのですが、バスの便が非常に限られている斎場御嶽から先に行くことにします。那覇バスターミナルと斎場御嶽を結ぶのは東陽バスの38番志喜屋線と338番斎場御嶽線の2路線、どちらも運行時間帯が限定され、1日3~4本しかありません。

南城市が運営するNバスに乗り換えればもう少し選択肢は増えますが、Nバスは上記OTOPa周遊パスの対象外なので、別途料金を払う必要があります。

ということで那覇バスターミナル7:30発の東陽バス338番路線で行くことにしました。旭橋駅に近い側の7番乗り場から出発。

このバスに限らないのですが、沖縄のバスって全体的に運転手の態度・マナーが悪いように思いました。バスのドアがまだ閉まり切っていないのに出発するとか、東南アジアみたいです。

約1時間後の8:28、斎場御嶽入口に到着。バス停の場所は国道331号線沿いで、がんじゅう駅・南城(観光案内所)の横。

338番路線の場合、帰りは斎場御嶽入口が始発となるわけですが、バス停の場所は国道331号線からせいふぁのみちを南(知念岬公園へ続く道)に入って50mほど、がんじゅう駅・南城や南城市地域物産館の正面です。

8:28に到着し、帰りの那覇バスターミナル方面へのバスは9:37があるのですが、斎場御嶽のオープンが9:00なので、ちょっと時間的に無理そうです。その次となると11:13発となり、今度は相当時間が余りそう。

斎場御嶽のオープン時間までまだ30分ほどありますし、先に知念岬公園へ行ってみることにしました。

せいふぁのみちを4~5分歩くと、知念体育館の裏手に知念岬公園が広がります。

恋人たちの聖地として売り出そうとしているのか?カップル狙いのハートがいくつもあります。

先端まで行ってみましょう。海沿いなので風が強く、帽子が飛ばされそう。

「宇宙軸より無限の記憶」というモニュメント・オブジェがあります。

知念村閉村記念碑。2006年に佐敷町・知念村・玉城村・大里村が合併して南城市が誕生、知念村は閉村となりました。

正面の海に雲の隙間から太陽の光が差し込んでいる様子が神々しい。

少し左手に目をやると、神の島と言われる久高島が見えます。

さらにずっと左の海岸沿いに目をやると、あざまサンサンビーチの辺り。

少しだけですがベンチもありましたので、座ってしばらく海を眺めていました。

そろそろ斎場御嶽に向かいますか。見えている建物は知念体育館。

左手には絶景スポットとしても有名なニライ・カナイ橋も見えます。

結局、斎場御嶽見学後も時間が余ってしまって、もう一度知念岬公園にやって来ることになりました。空き時間の消化目的で来た知念岬公園ですが、とても美しく気持ちの良い場所でした。県外から来る観光客にはそれほど知名度はないと思いますが、おすすめです。

知念岬公園周辺の地図とホテル

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OTOPa(オトパ)の沖縄路線バスが乗り放題 周遊パス スマホアプリの使い方

沖縄2日目は那覇から離れて、南城市の斎場御嶽(せーふぁうたき)と中城村・北中城村の中城城跡という2つの世界遺産を観光しました。

バスで移動したのですが、方向的には全く異なるので、ホテルのすぐそばにある那覇バスターミナルをハブとして移動します。運賃は毎回払うのではなく、電子アプリ「OTOPa(オトパ)」で乗り放題のお得な周遊パスを購入しました。

OTOPa(オトパ)は沖縄本島内対象の路線バス、モノレールが乗り放題になる海外・県外観光客向けのアプリで、下記4種類の乗車券があり、2023年2月28日までは沖縄県「観光2次交通等利便性向上体制構築事業」の支援期間中で、特別価格にて販売されていました(上限に達し次第終了、また延長される可能性もあります)。

沖縄路線バス1日パス 2,500円→1,820円
沖縄路線バス1日パス+ゆいレール1日券 3,000円→2,190円
沖縄路線バス3日パス 5,000円→3,640円
沖縄路線バス3日パス+ゆいレール1日券 5,500円→4,000円

111・117番系統、空港リムジンバス、定期観光バスを除く沖縄本島内の琉球バス・沖縄バス・那覇バス・東陽バスの全路線が利用対象となります。

私は沖縄路線バス1日パス+ゆいレール1日券を購入しました。スマホアプリ以外に観光案内所・バスターミナルなどで紙券も販売されています。

アプリで購入後の使い方としては・・・

トップページ。

トップページから「交通パス」>「お客様が購入された券種」の順にタップすると、有効期限と利用人数が表示されます(有効期限と利用人数の表示は下へスクロールする必要あり)。

乗車・降車時に上記ページの「乗車する」「降車する」を各々タップすると、カメラアプリが起動するので、運賃箱周辺に掲示されているQRコードを読み込みます。問題なければ下記の画面が表示され、運転手に見せて乗り降りするという仕組みです。

斎場御嶽への往復で利用した東陽バスの場合、運賃箱の上にQRコードが掲示されていました。

中城城跡への往復で利用した琉球バス・那覇バスは料金箱・両替機の側面にQRコードが貼ってあり、小さくて分かりにくいし、位置も低いので使いにくかったです。

乗降データを取得する為なのでしょうが、乗降のたびにQRコードの読み込み作業をするのは本当に面倒臭いし、しかも読み込み後のOKページが表示されるまでも反応が今一つ遅くて時間が掛かるので、このアプリ利用者が3~4人同時に乗降したら、かなり待たされそうです。

他の鉄道・バスの同様の乗り放題パスをスマホアプリで購入したことはありますが、どこも表示した画面を見せるだけでした。

そして翌日ゆいレールの1日券に引き換えようと「交換する」をタップ、起動したカメラアプリで提示されたQRコードを読み取ったのですが、画面が変わらず反応しません。結局ゆいレールの駅員さんが窓口(JTB沖縄?)に電話してくれて、なんとか1日券は頂けました(名前・電話番号・スマホの機種などを書かされましたが)。ゆいレールの1日券は通常で購入する場合と同じ、QRコード付きの紙のチケットです。

面倒臭さと格闘しながら、1日で私が利用したバス路線・区間は下記。

那覇バスターミナル~斎場御嶽入口 東陽バス338系統
斎場御嶽入口~与那原町役場入口 東陽バス338系統
与那原町役場入口~那覇バスターミナル 東陽バス37系統
那覇バスターミナル~屋宜原 琉球バス21系統
比嘉西原~沖縄タイムス前 那覇バス110系統

運賃合計は3,360円+ゆいレール1日券800円(県外在住者は那覇空港にて590円で引換券購入可)=4,160円(3,950円)、購入した周遊バスは2,190円なので、1,970円(1,760円)得した計算になります。

周遊パス自体は非常にお得な料金でありがたかったのですが、アプリでの購入時にも不具合があるなど(これは何とか工夫して購入出来ましたが)、スマホの機種による?バグも多く、使い勝手も悪いので、紙のチケットを購入すれば良かったと思いました。

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アグーとんかつ コション 沖縄・那覇

沖縄はステーキが有名ですが、中国の影響なのか一般的には牛肉より豚肉が好まれますよね。私も牛肉より豚肉が好きなので、この沖縄の食文化はウェルカム、豚肉料理を堪能したいと思います。

ということで、初日の夕食はアグーとんかつ コション久茂地店へやってきました。沖縄県の琉球在来豚であるアグーは是非とも食べたいと思っていたのです。アグーの豚しゃぶの店も結構あるのですが、私はトンカツが大好きなので。

入店したのは18時頃だったのですが、他にお客さんは誰もおらず、このお店大丈夫?なんて最初は思ったのですが、その後ポツポツと入って来ました。

定食の他に、とんかつや串揚げをつまみにお酒を飲むという居酒屋的な訴求方法もされていました。

注文したのは「金アグー豚 ロースかつ150g」、ライス・漬物・豚汁(この3点はおかわり自由)が付いて1,950円。アグーではない県産豚のロースかつ150gは1,430円でしたので、アグー豚はブランドのプレミアがついてお高めとなっています。

ところで金アグー豚って、アグー豚の中でも「金」が付いているのだからグレードの高いものかと思いきや・・・アグー豚にはいくつかの産地・ブランドがあり、金アグーは金武町で生産されたアグーブランド豚のようです。

琉球在来豚であるアグーは生まれる子供の数が少なく成長も遅いので、農家にとっては生産性が悪い品種。上記のようなアグーブランド豚は大半がアグー100%の純血種ではなく、オスの沖縄アグー豚(在来種)にメスの西洋豚をかけあわせた生産性の良い交配種のようです。

アグーの血統が50%以上のものが「アグーブランド豚」と定義され、一般的にアグーを名乗って流通しているようです。アグーって貴重な豚と聞いていたわりには、豚しゃぶとかトンカツとか結構出回っているなあと思ったら、そういうことらしい。ごくまれにある純血種のアグーを使っている店は、純血種とアピールしています。

アグーは脂が多い品種で、しかも脂身が多いロースを注文しましたが、特別脂が多いとは思いませんでした。脂身の部分はかなりカットされているのかな。

岩塩が用意されていたので、まずはこちらで食べてみます。

ソースにいりごま、黒炒り七味、からしも用意されています。

ライスは麦飯です。

千切りキャベツ用のごまドレッシングとすりおろし野菜ドレッシング。

麦飯を茶碗半分ほどお代りして、お腹いっぱいになりました。普通においしかったですが、正直言って、アグー豚のとんかつと今まで食べてきた普通のとんかつに明確な違いは感じなかったです。

アグーは脂が旨いとよく書かれているのですが、脂なのか肉なのか私には独特の風味(決して嫌なものではない)が少し感じられたくらいでしょうか。

県庁前駅周辺の地図とホテル

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