再發號肉粽で食事の後、台南寺院巡りのスタートです。
まずはすぐそばの臺南北極殿から。北極殿は北方を守護する玄天上帝(玄武とも言います)を祀る道教寺院です。
正殿にはたくさんの人が集まっています。何かの儀式・神事のようなことが行われていますね。漢服のような衣装「道袍」を着ているのが、儀礼を司る「道士」と呼ばれる神職です。
うわっ、ニワトリが連れて来られましたよ。ニワトリの運命は分かりますよね。
きっと予想通りの結果になるだろうと思って見ていたところ、人が邪魔になって見えませんでした。もう鶏は居なくなっています。
儀式が続きます。鏡に筆で文字を書き入れていまして(真似だけ?)、その鏡で日光を反射させて神像に当てる?
通常立派な姿で安置されている神像ですが、体の部分はかなりちゃちな作りです。
何か紙を燃やして、神像を揺すっております。
この後、信者の人たちが、神像の衣装や飾りを付けていたのですが、まるで着せ替え人形ですね。頭・顔は立派ですが、体は骨組みみたいな・・・見なきゃよかった。
どういった儀式かよくわかりませんでしたが、玄関のところに開光、啟霊と書いてありましたので、仏教でいうところの開眼・入魂式みたいなものかな。
バンコクの道教寺院でこんな衣装が掛けてあって、何だろうと思っていたのですが、こうした神事の際に道士が着るものだったんですね。ちょっとぽっくり風の靴。雲履と言うそうです。
ああっ、やっぱりさっきの鶏・・・2羽いまして、1羽は既にぐったりお亡くなりになっているようです。もう一羽は予備?それともこの後にやはり同じ運命になるのでしょうか?
これが主祀の玄天上帝神像。
儀礼で使われていた鏡。やはり文字は最初から入っていて、筆で書く振りだけしていたっぽいです。
この蛇は何でしょう?玄天上帝の像は亀と蛇も一緒に表現されることもあるので、それと関係あるのかな。
まだ儀式は続くようでしたが、次に行きましょう。意味はよく分かりませんでしたが、貴重な体験でした。
神聖な儀式だと思うのですが、おそろいのシャツを着た信者の方たちも皆さんスマホで画像撮影しまくっていたので、私も気兼ねせずに撮影出来て良かったです。