そろそろお土産も買っておかないといけないなあと思いながら、備中高梁の町歩きを続けます。一応候補は考えているんですけどね。
アーケード、短っ!
このカミオ洋品店と対面のおらがそばのみをカバーするアーケードです。
カミオ洋品店には巨大な学生服がぶら下っていました。備中高梁のインスタ映えスポット?
ここから1本東側の東町・栄町の商店街へ移動し、高梁銘菓「ゆべし(柚餅子)」の土屋 天任堂へやってきました。「高梁 ゆべし」でグーグル検索すると、多くがこの天任堂、たまに遠州堂の名前が出て来ます。
天任堂は江戸時代天保年間の創業で備中松山藩第6代藩主・板倉勝職公にも献上していたという老舗。明治・大正・昭和天皇にも献上・お買上され、菊の御紋が入った感謝状のようなものが店内に掲示されていました。
ゆべしは漢字で柚餅子と書くように、本来もち米粉・水あめ・砂糖などを練った求肥に「柚子」を加えたもの。高梁など備中国(岡山県)は昔から柚子の産地でした。但し柚子が入手しにくい地域では、胡桃(くるみ)・味噌などで味付けされたゆべしもあります。また柚子ではなく、ボンタン(文旦)で味・香り付けしたのがボンタン飴ですね。
高梁のゆべしには、包みゆべし、切りゆべし、結びゆべし、丸ゆべし・・・など様々な形状がありますが、私は一番スタンダードらしい包みゆべしの15個入り(1,080円)を購入。せんべいみたいなものを2枚おまけで頂きました。
帰ってから頂きましたが、1個1個丁寧に個別包装されています。
中に柚子の皮が練り込んであります。
モチモチ・プルプルの食感に柚子の香りがさわやかな素朴な味の和菓子です。
天任堂でゆべしを買い、備中高梁駅の方へ歩いて行きますと、またアーケードが出て来ました。さっきのアーケードとは違い、商店街に沿ってずっと続いています。
この栄町・東町が備中高梁駅近くから伸びる続く市内で一番の繁華街だと思いますが、他の地方都市と同じようにシャッター商店街、歩いている人もほとんどいません。祝日だったせいかもしれませんけど・・・
次は吹屋へ行くので、備中高梁駅にある高梁バスターミナルへ急ぎます。