国指定重要文化財 本源寺から寺院だらけの津山・西寺町

作州民芸館を見学後、旧出雲街道から少し外れて本源寺へ向かいます。城西重要伝統的建造物群保存地区の範囲は出雲街道沿いの建物が北限となっていますが、本源寺境内と参道だけ飛び出るように含まれています。

臨済宗妙心寺派の東海山本源寺は興国元年(1340年)足利尊氏により建立された美作国安国寺を起源とします。慶長12年(1607年)津山藩初代藩主・森忠政により現在地に移され、萬松山龍雲寺と改号、更に天和3年(1683年)森忠政の50周忌に本源寺と改称されました。

総門は改修工事中でした。

続いて出てきたのが中門。本柱とその後方の控柱で切妻屋根を支える薬医門形式、江戸前期1600年代の建築とされています。この中門の他、本堂、庫裏、霊屋、霊屋表門の5棟が国指定重要文化財となっています。

1607年に建立された本堂。

本堂の東側にある庫裏は、江戸時代中期・延宝年間(1673~1681年)の建築とされています。

寛永16年(1639年)2代藩主・森長継により森家の墓所である霊屋(たまや)が建立されました。本源寺は森家の菩提寺でもあります。霊屋表門が閉ざされており、中には入れません。

霊屋表門の脇から霊屋を眺めることは出来ました。

本源寺は国指定重要文化財が5棟もありますが、参拝客もおらず、人気のない寺院でした。グーグルマップのクチコミも少ないし・・・

また旧出雲街道に戻ります。商家町の古い町家がたくさん残っていますね。明治31年(1898年)に中国鉄道の岡山・津山(現在の津山口駅)間が開通し、城西地区は津山の玄関口として繁栄しました。

ここにも「津山城下町雛めぐり」のひな人形が飾られています。

更に西へ歩いて行くと西寺町となり、一帯がお寺だらけというより、お寺しかないエリアになります。現在は先ほどの本源寺を含めて13寺ですが、江戸時代には22もの寺院があったそうです。

最初に出てきたのは、赤い山門が目を引く西巌山壽光寺、臨済宗妙心寺派の寺院です。

その隣が真言宗の高室山 浄光院 愛染寺。

鐘楼門及び両脇に付属する仁王堂が一番の見所?岡山県指定重要文化財です。

愛染寺の前にあるのが、広い境内を持つ日蓮宗・長昌山妙法寺です。岡山県指定重要文化財の本殿。

社寺建築ではよく目にする龍?象?鰐?のような木鼻ですが、ネットで検索してみると獏(バク)かなあ?中華圏でよく目にする「螭首」にも似ているような気がします。螭首は字のごとく螭吻の首、インドシナ神話の怪魚・マカラ(摩伽羅)が起源とされていて、火事除け・火伏せの意味があります。

鐘楼は津山市指定重要文化財。

山門から本堂への抜けが素晴らしい空間美です。

妙法寺の隣は立派な楼門がある延寿山 本行寺、こちらも日蓮宗のお寺です。文明年間(1469~1487年)の創建とされ、美作地方における日蓮宗の布教拠点でした。

更に隣の法光山妙勝寺の山門も鐘楼門になっていました。妙法寺、本行寺、妙勝寺と3寺連続で日蓮宗。

多くの寺院が創建は別の場所で、江戸時代に津山藩が成立してから現在地に移転してきた(移転させられた?)ようですね。

寺巡りも疲れたので津山駅へ向かうことにします。当初から西寺町の寺院を制覇しようなんて気持ちはありませんでしたが、後で調べた結果、泰安寺には行っておけば良かったなあと思いました。

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