津山での街歩きを終え、次はJR津山線で岡山へ向かいます。計画では18:23発の快速に乗るつもりでしたが、実際は16:37発の普通列車と2時間弱早くなってしまいました。
年季の入った国鉄時代の車両、キハ47系?キハ40系?
岡山着が18:04、それから晩飯を食べるにしても、ホテルがチェックイン21時以降という安いプランで予約しているので時間を持て余すなあ・・・ということで翌日行く予定にしていた倉敷美観地区を今日のうちに周ることにしました。
倉敷駅から歩いて10分ほど、倉敷中央通りから脇道に入ると、それっぽくなってきました。
奈良萬の小路。
向こうの方は結構人がいて賑わっています。運河(倉敷川)周辺の美観地区の中心エリアですね。
有名な大原美術館。
そして運河沿いに目をやると、ライトアップされた和傘が並んでいます。水面に映る和傘と白壁の町家が美しい。
周りの店舗は大半がもう営業を終了しているのですが、かなりの人出です。
大正ロマンを感じさせてくれる洋風の建物は、倉敷館観光案内所。大正6年(1917年)に倉敷町役場として建てられました。岡山で擬洋風建築と言えば、江川式建築の江川三郎八が有名ですが、この旧倉敷町役場は江川の弟子・小林篤二の設計でした。
窓に動く影絵が。
倉敷館観光案内所の隣は倉敷民藝館、国内外の民芸品を展示する博物館です。建物は江戸時代後期の米蔵を利用しているそうです。
おっと、ここのお店にも影絵がありますよ。影絵芝居のように短いストーリー仕立てになっています。
白壁の蔵と町家が続く、倉敷美観地区の街並み。倉敷市倉敷川畔伝統的建造物群保存地区にもなっています。
後で調べると、この時は「倉敷春宵あかり」というイベントが行われており(3月12~21日)、常にこうした和傘や影絵の展示があるわけではないようです。
裏通りも歩いてみようと運河沿いから離れたところで、倉敷アイビースクエアがあったので入ってみます。ここは明治22年(1889年)に建設された倉敷紡績(現クラボウ)の工場跡地で、現在はホテルを中心とした商業施設になっています。
本町通りを歩いて行きます。
レトロで重厚な雰囲気のルネサンス様式の建物が出てきました。大正11年(1922年)に第一合同銀行倉敷支店として建設され、中国銀行倉敷本町出張所を経て、現在は大原美術館・新児島館として利用されています。
ステンドグラスが洒落ています。
国指定重要文化材の旧大原家住宅、現在は「語らい座・大原本邸」として公開されています。
朝からずっと歩きっぱなしで足がかなり疲れてきました。そろそろホテルへ向かいますか。今回は倉敷に少し寄っただけになりましたが、またいつか昼間にちゃんと散策してみたいです。