井原鉄道の夢やすらぎ号とアート列車に乗車

備前国一宮・吉備津彦神社、備中国一宮・吉備津神社と巡って、次は備後国一宮・吉備津神社へ向かいます。

同社は広島県福山市にあるのですが、最寄駅はJR福塩線の新市駅なので、総社駅から福塩線・神辺駅までを結ぶ井原鉄道を利用しました。ちなみに井原の読み方は「いはら」ではなく、「いばら」です。

JR限定の青春18きっぷだったら、総社から伯備線で倉敷、倉敷から山陽線で福山、福山から福塩線というルートで行ったと思いますが、今回のsetowa岡山ワイドパスは井原鉄道も利用対象に入っているのです。

実は総社から神辺へ向かう前、朝早くに一度井原鉄道を利用していました。

事前に井原鉄道のことを調べていると、夢やすらぎ号とアート列車という特別車両があることを知ります。これらの車両が使用される運行スケジュールは井原鉄道のウェブサイトで直前に発表されます。最初は丁度スケジュールが合えばくらいに思っていましたが、せっかくの機会なので多少無理してでも乗ってみるかと思うようになりました。

岡山駅から吉備津彦神社のある備前一宮駅まではJR吉備線(桃太郎線)で一本なのですが、敢えてJR伯備線で清音駅まで行き、ここで井原鉄道に乗り換え、総社駅まで一駅だけ利用、総社から吉備線で備前一宮という大回りルートで行きました。清音・総社間はJR西日本と井原鉄道が共有している重複区間です。

JR清音駅西口。

JR駅の向かって右側に井原鉄道・清音駅の入口があります。

清音駅の構内図。3番線はJR伯備線下り線用、1・2番線の1面2線は南側(倉敷側)を井原鉄道、北側(総社側)をJRが利用していますが、1番線がJR伯備線上りと井原鉄道の一部の下り、2番線を井原鉄道上下線と使い分けされています。

井原鉄道の改札口。

その先にJRの連絡用改札があります。ちょうど1番線を特急やくもが通過して行きました。

清音駅には7:01に到着、タイミング良く7:06発の井原鉄道上り・総社行きがあるのですが、これは通常車両なのでパス。

この日は次の7:31発総社行きがアート列車で運行されていました。

車内は窓カーテンとその上部が倉敷・大原美術館に所蔵されている国内外の名画(のプリント)43点で埋め尽くされたラッピング車両となっています。使用されている名画の作者・作品名・制作年の一覧を記載した紙が車内に置いてありました。

数人の乗客がいましたが、画像撮影して浮かれているのは私だけです。

2両編成でしたが、後方の車両は通常車両でした。このアート列車はクラウドファンディングで実現したものです。現在井原鉄道が所有する車両は全12両で、10両が通常車両、1両が夢やすらぎ号、1両がアート列車になっています。

総社から矢掛までは通常車両でした。井原鉄道の車両は全てIRT355形気動車という新潟鐵工所製。

IRT355形でも全席転換クロスシートの100番台の車両でした。

転換クロスシートなので快適ですね。

矢掛宿を見学後、神辺駅へ向かいます。

固定クロスシート+ドア付近はロングシートのセミクロスシート、IRT355形の基本番台です。固定クロスシートでボックス席となっていますが、乗客もまばらで空いているし、車窓の田園風景を眺めていると気持ち良いです。

途中井原駅で上り列車の待ち合わせもあり10分ほど停車。倉敷・児島はジーンズが有名ですが、井原はジーンズの生地であるデニムの街。児島のジーンズストリートに対し、井原にはデニムストリートがあるようです。それと高校駅伝の強豪・興譲館高校も井原市なんですね。井原と言えば、お笑い芸人・千鳥のノブの出身地くらいしかイメージがありませんでした。

停車中に総社で買ったパンの残りを食べていると車掌が近寄って来ます。パンを食べていることを注意されるのかと思ったら、「鉄道お好きなんですか?」と声を掛けられました。鉄オタというわけではないですが、「はい」と答えると、夢やすらぎ号・アート列車のパンフとシールを頂きました。

最後の乗車は備後国一宮・吉備津神社を参拝後、この日は夢やすらぎ号で運行される神辺18:02発総社行きで清音まで利用します。

夢やすらぎ号は夕焼け小焼けを象徴する茜色の車両です。

天然ムク材を利用した和風の落ち着いた内装、有名な水戸岡鋭治氏の設計・デザインです。水戸岡氏は岡山市吉備津出身なんですね。

車椅子のスペースもあり。

トイレも車いすで利用出来る、バリアフリー対応の車両です。

座席はテーブル付きの4人掛けボックスシートが中心です。

乗客も少なく、神辺から清音までボックスを独占することが出来ました。座席が直角に近いので、座り心地という意味では転換クロスシートの方が良いかもしれません。

清音駅で下車し、JR伯備線でこの日泊まる倉敷へ向かいました。井原鉄道のウェブサイトにある時刻表には連絡するJR伯備線、JR福塩線の簡単な時刻表も掲載されており、乗り継ぎを考慮してダイヤを組んでいるのでしょう。

第3セクター鉄道ということもあり運賃はお高めなので(ざっとJRの1.5倍くらいのイメージ)、setowa岡山ワイドパスでなければ井原鉄道を利用することもなかったと思いますが、今回は良い思い出となりました。

総社駅周辺の地図とホテル

神辺駅周辺の地図とホテル

倉敷・総社 洗濯機・コインランドリーがあるホテル・旅館

倉敷 4ベッド・4人部屋のあるホテル・コンドミニアム

福山 洗濯機・コインランドリーがあるホテル・旅館

福山・鞆の浦 4ベッド・4人部屋のあるホテル・コンドミニアム

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