夕食後、最後の目的地となる尾道市役所に向かって海沿いの遊歩道を歩いていますと、ピンク色の花を咲かせた並木が出てきました。
この時は3月中旬で桜(ソメイヨシノ)の開花にはまだ早い時期でした。桜?桃?
グーグルマップをよく見ると「河津桜の並木」と出ていました。河津桜だったんですね。
対岸の向島には大きなクレーンが立ち並ぶJFE商事造船加工が見えます。JFEスチールの孫会社で造船用鋼板加工・船体ブロック製造を行っている会社です。尾道は造船のメッカですからね。更に右手の小山(備後岡島城跡)の向こう側に向島ドックがあります。
尾道と向島を結ぶフェリーが通り過ぎて行きました。おのみち渡し船が運航しており、尾道(士堂)と向島(兼吉)を結ぶ日本一短いフェリーと言われています。
対岸の向島(兼吉)の桟橋。
尾道と向島を結ぶフェリーはかつて9路線もありましたが、現在はおのみち渡し船の尾道(士堂)~向島(兼吉)、尾道(駅前)~向島(富浜)、福本渡船の尾道(士堂)~向島(小歌島)の3路線になっているようです。
こちらも中小の造船所群です。
1968年に尾道大橋が開通し本土側と向島が結ばれて以降、フェリー航路が廃れたと言われています。尾道大橋と並行して手前側には1999年に開通した、しまなみ海道の一部となる新尾道大橋。
尾道水道沿いには所々にベンチが置かれています。
時間に余裕があれば、私もここに座ってぼお~と眺めていたかったのですが。
尾道市役所に到着。ここの屋上テラスが開放されていて(開放時間8:30~21:00)、サンセットを眺めるには最高らしいと知りましたのでやって来ました。尾道市民以外でも問題なく入ることが出来ます。
受付のおじさんにエレベーターの場所を聞きます。
1階も外側にテラスがあり、2階にもベランダがあるようです。
屋上テラスに上がって来ました。
尾道水道を間近に上から眺めることが出来ます。
屋上の西側部分が展望デッキになっていて、残りは構造物があるのですが、ぐるっと一周は出来ます。
ほぼ正面にある中小造船所のクレーン群。
東の方向には新尾道大橋と尾道大橋。
北側の景色。天寧寺の三重塔かと思いましたが、ちょっと方向が違うなあ。後で調べたら、西國寺三重塔でした。こちらの三重塔も国指定重要文化財。
北西には先ほど行ったロープウェイのある千光寺山。
いや~、本当に絵になる夕暮れの景色ですね。
こんなに素敵な景色なのに、私以外には女性二人組だけ。一人が地元の方で、もう一人が遠方から来た友達という感じ。「こんな素敵な場所があるのね」「ここは穴場なのよ」なんて会話が聞こえてきました。
この日の尾道の日の入り時間は18:14、私が滞在したのは17:55~18:05くらいなので、日没直前です。時間があればもっと暗くなった夜景も見たかったのですが、またの機会に残しておきましょう。
尾道・しまなみ海道 洗濯機・コインランドリーがあるホテル・旅館