芸能神社 朱塗りの玉垣に囲まれた車折神社の境内社 京都・嵯峨野

京都旅行の最後の締めとなる嵐山へ行くのに、嵐電1日フリーきっぷを利用しました。嵐電には京都市営地下鉄やバスなど他交通機関あるいは太秦映画村などの観光施設と組み合わせたお得なチケットが何種類か出ていますが、私が購入したのは単純に嵐電に1日乗り放題だけの嵐電1日フリーきっぷです。

料金は500円ですが、駅窓口や車内では販売しておらず、ネットのアクティビティ・レジャー予約サイトで前日までに購入する必要があります。メールで送られてきたバウチャーを持って行き、四条大宮駅・嵐山駅・北野白梅町駅・帷子ノ辻駅の窓口でチケットに引き換える仕組みです。

いくつか販売しているサイトはありますが、私は数年前に利用してポイントが少し残っていたベルトラ(Veltra)を利用しました。

嵐電の運賃は1回220円なので3回以上乗車すれば元が取れます。私は当初嵐山本線のみならず、北野線で龍安寺・仁和寺なども行くつもりにしていたのですが、時間がなくて諦め、結局2回しか乗車しなかったので少し無駄にしてしまいました。

四条大宮駅から乗車し、先ずは車折神社へ向かいます。

車折神社駅で降りると、すぐ目の前に車折神社。ちなみに車折神社と書いて、「くるまざきじんじゃ」と読みます。

こちらは裏参道となるようです。

滄海神社(弁天神社)です。

御祭神は宗像三女伸の1柱である市杵島姫命、神仏習合で弁財天(弁天さん)と同一視されています。容姿端麗で舞を踊ることから、美麗・舞踊などにご利益があるとされ、市杵島姫命を祀る八坂神社の厳島社は、舞妓・芸子さんから奉納された玉垣に囲まれておりました。

円錐形の立砂があるのは「清めの社」。

車折神社のメインとなる拝殿・本殿です。

拝殿の後方にある本殿。御祭神は平安時代の漢学者・儒学者の清原頼業(きよはらのよりなり)公。

境内社の一つである芸能神社ばかりが有名になり、玉垣・授与品(お守り・パワーストーン等)の販売でその恩恵にあやかりながらも、車折神社=芸能神社と誤解されることに神社側は戸惑いがあるのかもしれません。「車折神社=芸能神社ではありません、本殿にも参拝して下さい」みたいなことが書いてあったと思います。

そして芸能人御用達の芸能神社。天宇受賣命(あまのうずめのみこと、アメノウズメノミコト、天鈿女命)が祀られています。天宇受賣命は天岩戸に隠れた天照大御神を誘い出す為に舞を踊った女神で、芸能の神様とされています。

能や狂言で使われる能面が飾られていました。

賽銭箱は昨年芸能活動40周年を迎えられた観月ありささんからの奉納。

芸能人などから奉納された大量の玉垣で囲まれています。向かって左端に「雨上がり決死隊 宮迫博之」の名前も見えますが、ご利益は・・・

社殿周りのみならず、隣接する駐車場や表参道にも玉垣がぎっしり。全部で4千枚以上あるそうです。

表参道の入口の神門までやって来ました。

ちなみにこの「朱塗りの玉垣」の奉納料は21,000円、期間は2年となっています。

天宇受賣命(天鈿女命)の夫とされる猿田彦大神をご祭神とする猿田彦神社をはじめ、天宇受賣命を祀る神社は他にもたくさんあると思いますが、なぜ車折神社の芸能神社がここまで有名になったのでしょう。東映京都撮影所(東映太秦映画村)が近いから?芸能神社自体は昭和32年(1957年)に他の末社から分祀して創建されたもので、長い歴史もありません。

表参道には宇迦之御魂神を祀る辰巳稲荷神社、大国主大神(大黒天)を祀る大国主神社といったお馴染みの神社がありますが、珍しいのが清少納言社。清少納言も車折神社の主祭神である清原頼業公と同じ清原氏の出身なんですね。

正直言って厳粛な雰囲気はなく、歴史・格式などは感じられない、残念な神社でした。

メディアに採り上げられることも多く、お守りやパワーストーンの販売に熱心な神社のようで、実際に成果(売上)も上がっているのでしょう。そういう意味では商売繁盛のご利益・ご神徳を自ら証明しているのかもしれませんね。宗教法人も永続していくには資金が必要なのは分かりますが、公式サイトを含めて、あまりの商売っ気にちょっと引きます。

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