今年の1月と4月に計画していた国内旅行は2回とも直前に新型コロナウィルス感染者が急増したのでキャンセルせざるを得なかったのですが、久しぶりに出掛けることにします。昨年の夏に続き、今年も青春18きっぷの旅です。
朝早くて朝食がまだなので、先ずは腹ごしらえから。JR姫路駅名物の「えきそば」を食べてみたかったんですよ。
えきそばは駅弁・仕出し弁当などを製造・販売するまねき食品が経営しています。まねき食品は地元では大手で、昔からイベントなどがあると、たいていまねきの弁当が出るのですが、特別おいしいというイメージはなく、「また、まねきか・・・」とあまりテンションは上がらなかったですけどね。
そのまねき食品のえきそばが有名だなんて最近まで知りませんでした。得てして地元のことは知らないですよね。
JR姫路駅構内では在来線上り・在来線下り・新幹線乗降口(ここは「えきそば」ではなく、「マネキダイニング」名義)の3ヶ所にありますが、最近は駅以外にも手広く展開しています。こちらは姫路駅から姫路城へ向かう途中、大手前通りにある店舗。
在来線(山陽本線/神戸線)上りホームの店舗は一昨年改装され、キハ58系の車両デザインになっています。
注文は食券制。店内の券売機はicocaなど交通系ICカードが使えます。
いわゆる立ち食いの駅そばで、メニューはそば・うどんを中心に、カレーライス、いなり・巻き寿司、それに天ぷらなどのトッピングがあります。
店内の様子。
注文した天ぷらえきそば、380円。
そばと言っても日本そばではなく、中華麺なのが特徴です。
戦後、手に入りにくい統制品の小麦粉ではなく、そば粉とこんにゃく粉を混ぜた麺で販売していましたが、昭和24年に中華麺となり、現在のえきそばが誕生したそうです。
日頃減塩の食事をしているせいか、スープは少ししょっぱく感じました。麺にコシがあるわけでもなく、天ぷらもふにゃふにゃで揚げたてとかそういう次元の食べ物ではありません。特別おいしい食べ物とは思いませんが、和風のスープに中華麺というミスマッチな組み合わせが話のネタになるのでしょうか。