高雄駅からバスを乗り継ぎ約2時間、今回の旅の一番の目的だった紫蝶幽谷に到着しました。
ここは11~3月の期間、越冬の為に大量の紫蝶=ルリマダラが集まって来る観光名所で、世界的にも珍しい蝶の越冬地らしいです。
これを目当てにこの時期に高雄へ来たんですよ。
バス停から茂林区公所(茂林区民代表会)の脇の道を登って行きますと・・・
プランターに花が植えられ、そこに蝶が群がっております。結構な密集度合いです。
ルリマダラ属の蝶だと思いますが、花に止まると羽をたたんでしまうので、紫が見えない・・・
少しだけいた淡紋青班蝶(ウスコモンマダラ)?それとも姫小紋青班蝶(ヒメアサギマダラ)?
マダラチョウ属12種の説明。
紅紋粉蝶(ベニモンシロチョウ)かと思いきや、朱色の位置が違う紅肩粉蝶(アカネシロチョウ)。
大黄裙粉蝶(キシタウラナミシロチョウ)?
しばらく蝶を観察しながら撮影しまくっていたのですが、ちょっとした遊歩道・ハイキングコースのようになっているので、山を登ってみましょう。
階段の登り始めの辺りもかなり蝶がいます。
止まるとすぐに羽を閉じてしまいますが、奇跡的に広げているのがいて、何とか紫色を撮影出来ました。圓翅紫斑蝶(マルバネルリマダラ)ではないかと。
登って行くにつれ、蝶の密度は下がり、ほとんど見掛けなくなります。
蝶がいなくなった代わりに、野鳥がチラホラ出現。
また下まで降りて来て、通り沿いの小さな川のようになっている所を覗いてみますと、ここにもたくさんの蝶が飛び交っています。小さくて見えないか・・・
草花にもいっぱい止まっています。
紫蝶というからには、何とか鮮やかな紫色の羽を撮影したいのですが、なかなか難しい。蝶はじっとしてくれないですからね。
もう飛んでいる蝶をむやみやたらに撮影しまくり、その中から多少は紫色が確認出来る画像がこちら。
花が植えてある所はかなりの密集度合いですが(一種の餌付け?)、その範囲はそれほど広くなく、蝶の大群って感じではありませんでした。
でも紫蝶幽谷に来て、本当に良かったです。
紫蝶幽谷についての情報は、下記茂林国家風景区のサイトが参考になると思います(シーズン直前の11月にページが新たに作成され、2020年11月~の次シーズンならURLの2019の部分が2020になるはずです)。
https://theme.maolin-nsa.gov.tw/butterfly2019/
交通情報や毎日の蝶況(蝶の出現度合い)や予報が掲載されています。ちなみに私が行った12月1日の蝶況は★★★(最高は5★)でした。