夕食はアンビエン イータリー(AnBien Eatery)というレストランへ行きます。
前回の訪ハノイで泊まったチェリーホテル1の近くにあって目を付けていたのですが、ニンビンへの現地ツアーでぐったりしてしまい、行けませんでした。
夕方の帰宅ラッシュに嵌り、泊まっているカウザイ区のアパートからタクシーで1時間半近くも掛かって到着。
後でカウザイ区にもアンビエンの支店があるのを知ってショックでしたけど。
ここはハイフォン料理のレストランで、私はハイフォンの名物麺料理・バインダークアが食べたくてわざわざ来たのです。
ちなみに店名のアンビエン(An Bien)はハイフォンが小さな村だった昔の呼び名らしく、現在もハイフォンの坊の名称として残っています。
カフェ風のこぎれいな内装です。
キンカンジュース、35Kドン(約170円)。
ヴァンカオ市場のバインベオ、25Kドン(約120円)。
米粉の中に豚ひき肉などを入れて蒸し固めた料理です。
バインベオと言えば、ベトナム中部・フエの名物料理ですが、ハイフォンにもあるのです。フエの方が有名だと思いますが、私はハノイの食堂でハイフォン風バインベオの存在を知りました。
名前は同じバインベオでも、フエとハイフォンでは違う料理で、フエのものはこんなのです。
バインベオをこのスープに浸して(スープと一緒に)頂きます。
う~ん、ハノイの店の方がおいしかったなあ。バインベオのテクスチャーというか、ねっとり感に欠けていて食感がイマイチ。
もうひとつのハイフォン名物、海水カニの揚げ春巻き(チャー ネーム クア ベー)にすれば良かった・・・
メインのバインダークア アンビエン、65K(約310円)。
バインダーとはサトウキビ汁を練り込んだ茶色い麺で、クアとはカニの意味です。
現在、私の一番好きなベトナムの麺料理で、最近よく食べています。
具は魚の練り物、空心菜、揚げニンニク、それとボー ヌオン ラー ロット(Bò nướng lá lốt)。
ボー ヌオン ラ ロットは、ロットという香草の葉で牛ミンチを巻いて焼いたもの。これも結構好きです。単品でも食べられますが、麺料理の具に乗っていることも多いですね。
カニのスープはあっさり薄味でおいしいですが、私が求めていたのとはちょっと違います。
バンダークアを初めて食べたのはホーチミンシティ・タンソンニャット空港近くの食堂でしたが、スープを一口飲むとカニの風味がガツンと来て、衝撃を受けたのです。
それ以来、何軒かでバインダークアを食べたのですが、どこもお上品でパンチに欠けるんですよね。初めての経験だったから、美化し過ぎているのかな?
いつか本場ハイフォンに行って食べ比べをしてみたいです。
アンビエン イータリーの場所は、ハイバーチュン区のビンコムセンター・バーチェウからTriệu Việt Vương 通りを北へ徒歩4~5分。