ハノイで1泊し、次の目的地はラオカイ省サパです。
サパへのアクセスは鉄道もありますが、所要時間の短いバスにし、数あるバス会社の中から評判の良さそうなサパエクスプレスを利用しました。
サパエクスプレスは下記3タイプのバスで運行しており、スケジュール・料金も異なります。
2列16シート 料金18ドル(414Kドン)
3列28シート 料金16ドル(368Kドン)
3列2段38シート(スリーピングバス) 料金12ドル
料金はUSドル建で表示されていますが、クレジットカードへの請求はベトナムドン建になっていました。
スリーピングバスは違う会社ですが、シンツーリストのダナン~フエ間で経験済なので、スケジュールも考慮した上で、行きは16席バス、帰りは28席バスにしました。
高速道路の開通で以前より早くなったとはいえ、サパまで約6時間掛かるので、少しでも楽そうなバスにしたいとの気持ちもありました。
ハノイでの発着場所はオールドクォーター近く、12 Ly Thai To Streetにあるサパエクスプレスの事務所前。
このバスは15時発ですが、6~7分前にやって来ました。大きな荷物は横っ腹の収納スペースへ。
座席は独立2席x6列で最後方だけ4席並びの16シートです。最後列だと損した気分になりそう。
乗車直前に座席番号を告げられます。私は8番だったかな。
改装したばかりなのでしょうか、フロアもシートも新しくて明るい印象です。
かなり立派なシートですね。
でもシートピッチ(前後の間隔)は思っていたほど広くないし、レッグレスト・フットレストもありません。
フラットとは言いませんが、背もたれを倒せば足を伸ばしてゆっくり寝られると思っていたのに・・・ちょっと当てが外れました。シートのクッションは少し硬めです。
窓際に充電用のUSBポートとドリンクホルダー。
上にライトとエアコンの吹出口。
ペットボトルの水、スナック、ウェットティシューが配られます。ペットボトルの水は前のクーラーボックスから追加で取って良い、フリードリンクだと。
私は利用しませんでしたが、Wifiもあります(但し、口コミによるとあまり繋がらないとか)。
全16席に対し、乗客は8人で出発したのですが、途中オールドクォーターで2ヶ所、計6人をピックアップして、最終的に14人になりました。
ピックアップなんてするから、オールドクォーターを抜けるだけで25分も経過していました。
しばらくして高速道路に入り、出発から約1時間45分で15分のトイレ休憩。スケジュールより15分遅れ。
日本で言うサービスエリアのようなところです。ここは帰りにも2回目の休憩場所になります。中にはトイレ・食堂・カフェの他、お菓子・加工食品などを売る物産店が並んでいます(どこもやる気なし)。
ラオカイ近くで高速道路を降り、2回目の休憩。それほど大きくないレストランのようなところです。
到着したのが19:30、出発から4時間半。1回目の休憩から15分の遅れを取り戻し、スケジュール通りになっていました。
ここは30分の休憩なので、食事をする時間もあります。夕食はサパで取るつもりですが、夜遅い到着になるので少し食べておこうかと焼きそばを注文。
が、後から注文した客の料理が先に出て来ているのに私のは20分経っても出て来ません。催促しても適当な返事でしたので、もうキャンセルしました。
上の画像に載っている西洋人4人が、こんなところでそんなに食べなくてもと思う程、本格的に注文しており、料理が出てくるのも食べ終わるのも時間が掛かって、30分の休憩のはずが45分後に出発。
ここからサパまではカーブが続く山道になります。残念ながら真っ暗で景色は見えませんけど。
2回目の休憩場所から約1時間後、予定より15分遅れの21:15にサパに到着しました。
サパでの発着場所は、08 Thu Dau Mot のサパエクスプレス事務所近く、サパ湖畔のNgũ Chỉ Sơn通り。但しスリーピングバス(38シート)のサパでの発着場所は468 Dien Bien Phu streetとなります。
高速道路の所々で片道1車線になり、遅いトラックなどを追い抜くのに対向車線にはみ出し、少しヒヤッとしますが、総じてスピード出し過ぎという印象はありませんでした。
6時間超の乗車時間でしたが、疲れはあまりありません。飛行機のエコノミークラスに比べるとずっと楽です。
でも帰りの28席バスの方が、シートはそこまでデラックスではなくても、レッグレスト・フットレストがあって脚が伸ばせ、より快適でした。