香港ではイートンホテル(逸東酒店)に宿泊しました。
NOOK(ヌック)という一番安い部屋を予約、料金は1泊税・サ込み、朝食なしで11,132円(HKD797)。
25年位前、私が初めて香港へ行った際にもこのホテルに泊まりました。香港は啓徳空港の時代、ホテルのネット予約などなく、新宿のHISまで行って予約し、料金は15,000円程度で今回より高かった記憶があります。
当時は香港のホテルが日本人向けにぼったくり価格を出していたとかなり後で問題になっていたような。
ロケーションは九龍側のメインストリート、彌敦道(ネイザンロード)にありますが、ホテルの入口は北海街に面しています。
佐敦(ジョーダン)と油麻地(ヤウマテイ)の中間あたり、若干MTR佐敦駅の方が近く、徒歩4~5分です。香港国際空港からのA21エアポートバスのバス停は徒歩2分、空港行きのバス停は徒歩4分です。
ホテルには11時半過ぎに到着、チェックイン時刻の15時まで荷物だけ預けて昼食などで時間つぶしするつもりでしたが、アーリーチェックインOKでした。
香港の中級以下のホテルは、空室があっても正規のチェックイン時間まで部屋に入れさせないという所が多い中で助かります。これだけで印象は一気にアップ。しかもカードキーを2枚くれましたので、外出時にもエアコンをつけたままに出来ます。
部屋は919号室。イートンホテル名物?ガラス張りのエレベーターで部屋に向かいます。
部屋に入った第一印象は「狭い!」。日本のビジネスホテルと同じくらいの感覚です。ウェブサイトによると広さは17平米。25年位前に泊まった時はかなり狭いと感じましたが、それから色々海外のホテルを経験した現在では、狭いけど香港ならこんなもんだろうと思うようになりました。
ピカピカに新しいわけではないですが、適宜改装されているのか、古くて草臥れているという印象もありません。但し、禁煙ルームなのですが、エアコンを切ってしばらくして室温が少し上がって来ると、タバコ臭い饐えた臭いが多少していました。
ベッドの寝心地はごく普通です。
窓からの景色は、隣のネイザンホテルとネイザンロード。
テレビのチャンネル案内にはNHKワールドと書いてありましたが、見つかりませんでした。
劇集台というチャンネルで結構日本のドラマを放映していました(日本だけではなく、韓国、台湾、中国などのドラマもごちゃ混ぜで放送されています)。
ライティングデスクはあまり広くありません。イスもプラスティック製で長時間の作業はしんどいです。デスク前には電源コンセントがたくさんありますが、香港のBFタイプなので、変換アダプターが必要です。
スマホドッキングステーション。
デスクの下に冷蔵庫、中は何も入っていません。
クローゼットにはセーフティボックス、ポット、無料のインスタントコーヒーなど。
バスルームもベッドルーム同様に少し狭いです。
ハンドソープ、歯ブラシ・歯磨き粉、シャワーキャップ、サニタリーバッグ。タオル類はバスタオル、フェイスタオル、ハンドタオルと3サイズ揃っていました。
省資源の為に、ペットボトルではなく、ガラスの瓶に入ったドリンキングウォーター。
洗面台の下にヘアドライヤー。
トイレに東南アジア、南アジアでよく見るホース式(ハンド式)のウォシュレットは付いていません。
シャワーのお湯の温度、水圧・量は文句なしでした。
シャワージェルとコンディショニングシャンプーはポンプ式のボトル。
プールとフィットネスジムは21階だったと思います。プールは小さいですが、香港中心部の中級ホテルなら、プールがあるだけでも御の字です。私は利用しないのでなくても全く問題ないですけど。
廊下に製氷機・アイスディスペンサーがありました。おそらく各階にあるのだと思います。
地下(LG階)にはイートンフードホールというフードコートがあり、Coco壱番屋や檀島珈啡餅店 も入っていました。またB2階に入っている「逸東軒(Yat Tung Heen)」はミシュラン1つ星の有名な広東料理、飲茶・点心のレストランです。
イートン香港は、交通の便も良く、香港にあまり詳しくない人にも分かり易い立地だと思います。男人街や女人街も徒歩圏内です。
部屋はごく普通で、特筆する点はありません。料金はお手頃で、おすすめというほどではないですが、無難で悪くはない・大きな不満はないという感想。個人的にはアーリーチェクインがOKだったので、好印象でした。