またタクアパー旧市街の中心部へ戻って来まして、チェックしていた残り2ヶ所の中華寺院を見学して終わりにしましょう。
メインストリートのシータクアパー通りには所々にこうしたストリートアートがあります。
ここは福建出身者の集会場・同郷會館の福建會館。
ババ・ニョニャ(プラナカン)の姿をした顔はめパネルがありました。
このトゥクトゥクのストリートアートはネットでもよく紹介されていました。
広東省出身者の集会場である廣東會館。
ざっと見たところ、タクアパー旧市街にある同郷會館は福建會館と広東會館だけでした。
サーン チャオ クー チャイ トゥンという中国寺院。ショップハウスを利用しているので、寺院・廟らしくないですね。
漢字では田元宮と言い、田府元帥(田都元帥)を祀っているようです。田府元帥は演劇・音楽など芸能の神様です。
これって田府元帥なのかな?中壇元帥(哪吒三太子)みたいですけど。
鉄格子の扉が閉まっていて、奥に入って見学することは出来ませんでした。
もう1ヶ所の中国寺院は少し離れた場所にあります。
歩いても10分ちょっとで行けると思いますが、せっかくソンテウをチャーターしたので、少しは利用してみます。そのままバスターミナルに向かうつもりだし。
ソンテウが待っているクランケオ通りを歩いていると大きなウォールアートが。タクアパーで昔盛んだった錫採掘の様子を描いているのでしょうか。
ここが目的の観音佛堂(タムナック プラ ポーティサットクアン イム)。タムナック=宮殿の名の通り、かなり敷地が広い。
本殿は閉まっており、見学出来ませんでした。
敷地内にある祠を見てみましょう。
感天大帝(伯益公)を祀る祠。こちらも閉まっていて見学出来ませんでした。
ここは福徳祠なので福徳正神が祀られているはずですが、下には感天大帝との記載が。
後は間違いなく福徳正神ですが、その前が感天大帝なのかな?感天大帝を祀る祠は別にあったのに・・・
それとも福徳正神は土地公・大伯公・伯公とも呼ばれますが、感天大帝も潮汕地区(潮州・汕頭地区)では伯公と呼ばれることがあり、混同・同一視される習合現象なのかもしれません。
立派な仏塔かと思ったら、文字の書かれた紙や紙銭などを燃やす惜字炉(焚字炉、焚紙炉とも言う)でした。
観音菩薩かな。
バスの時間もあるし、そろそろ帰りましょうかね。
もう1ヶ所、道教寺院(中国寺院)ではなくタイ仏教寺院で行こうかなと思っていたところがあるのですが、バスターミナルへの途上にある観光名所にも寄るので、時間がありません。