奈良 元興寺 かつては隆盛を極めた世界遺産の仏教寺院

昼食後、先ずは世界遺産「古都奈良の文化財」の構成資産の1つにもなっている元興寺へ向かいます。元興寺と書いて、読み方は「がんごうじ」です。

元興寺は蘇我馬子が飛鳥に建立した日本最古の本格的仏教寺院とされる法興寺(現在の飛鳥寺、本元興寺とも)が、平城京遷都に伴って718年に新京へ移転した寺院です。一昨年に飛鳥寺を訪れた際に知り、元興寺には是非とも行きたいと思っていました。

拝観料は大人500円ですが、奈良交通バスのフリー乗車券を提示して団体割引の400円になりました。

入口となる東門から国指定重要文化財。

すぐ正面に見える極楽堂(極楽坊本堂・曼荼羅堂)は国宝です。鎌倉時代の寛元2年(1244年)に改造されたものですが、柱や天井板の一部には奈良時代のものが使われています。

その隣の禅室(僧房)も国宝。

極楽堂西南隅、禅室南東隅には飛鳥時代からの軒平瓦が再利用されて残っているのも見所です。現存する日本最古の瓦と言われています。

元興寺には国宝が3棟あるのですが、もう1棟は法輪館という収蔵庫内にある高さ5.5メートルの五重小塔。奈良時代に建造されたものです。

法輪館内部は撮影禁止なので画像はありませんが、国宝の五重小塔以外にも木造阿弥陀如来像、木造聖徳太子立像、木造弘法大師坐像といった国指定重要文化財も展示されており、なかなか充実した内容。閻魔王(閻羅王)や泰山府君といった、人が死後に裁きを受ける十王の一部の像も印象的でした。

獅子国型仏足石。仏足石は分かるのですが、獅子国型とは何だろうと思って調べると、獅子国=スリランカでした。

元興寺の境内でひときわ目につく石塔・石仏が並ぶ浮図田(ふとでん)。浮図=仏陀で、仏塔・仏像が稲田のように並ぶ場所という意味らしい。

弁財天が祀られていました。

泰楽軒(茶室)。

小子坊(極楽院旧庫裡)、奈良県指定文化財。

元興寺は桜の名所でもあるようですが、さすがに2月末ではまだ早かったです。代わりに梅が咲いていてきれいでした。

見学の所要時間は45分程度でした。東大寺をはじめ、興福寺、薬師寺、唐招提寺といった世界遺産「古都奈良の文化財」を構成する他の寺院に比べるとこじんまりしています。

でも狭い境内の中に貴重な文化財がぎっしりつまっているという印象で、とても見ごたえがありました。観光客もそこまで多くなく、落ち着いてゆっくり自分のペースで参拝出来たのも良かったです。

元興寺周辺の地図とホテル

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コムゴンでランチ 近鉄奈良駅近くのベトナム料理レストラン

平城宮跡からバスに乗って奈良市内中心部へ移動し、ホテルに荷物を預け、観光に出掛けます。先ずは昼食です。

やって来たのは近鉄奈良駅前の東向商店街にあるコムゴン(Com Ngon)というベトナム料理店。

階段で二階に上がります。

客が入ってきても、なんか放置というか無視というか。こちらから何度か声を掛けて、やっとカウンター席に案内されました。

ランチメニュー。どれも1,000円のセットです。

こちらは少しお高めのランチコース。

奈良に来てまでベトナム料理を食べなくてもという気はしますが、是非とも食べたい料理をネットで見つけていたのです。それがボーコー(ベトナム風ビーフシチュー)なのですが、ランチメニューに見当たりません。

店の人に聞いてみたのですが、ボーコーはもうメニューからなくなったと。残念。

それではということで、コムスンランチという軟骨付き豚肉の炙り焼き乗せご飯みたいなものを選んだのですが、「普通でも20分くらいかかるし、今は混んでいるからどれくらいになるか・・・」なんて、注文してくれるなって言わんばかりの反応。

この店長?とおぼしき日本人男性の店員、本当に客商売とは思えないほど不愛想と言うか、とげとげしい話し方で接客態度が悪いし、スタッフへの偉そうな指示・話し方も不愉快でした。ランチタイムで忙しくてイライラしているのでしょうか・・・後でグーグルマップの口コミを見たら、同じような意見がちょこちょことありました。

結局、フィーティウランチを注文しました。

なぜか台湾料理の魯肉飯が付いてきます。但しコメは東南アジアなどでよく食べられるインディカ米・長粒米で、独特の香りがありました(悪い意味ではなく)。

サラダにはベトナムのえびせん「バイン・フォン・トム」が付いています。

ベトナムの麺と言えば、フォーやブンが有名ですが、フーティウにしてみました。フーティウはフォーやブンと同じく米麺ですが、乾麺なのでコシがあるのが特徴です。ホーチミンシティなど主にベトナム南部で食べられています。

具としては豚肉(もしくは豚モツ)・エビ・うずらの卵が定番で、フーティウ・ナムヴァンとも呼びます。ナムヴァン(南旺)はカンボジア・プノンペンを意味します。

フーティウ自体は期待したほどコシはなかったですが、スープは癖のない万人受けする味でおいしかったです。

レモンやパクチーで味変も可能。

また支払いは食べログなど多くのレストラン紹介サイトで、クレジットカードやQRコード決済(PayPay)可となっていますが、現金のみと言われました。クレカやQRコード決済だと、手数料が掛かる&入金が後になるので、そう言っているのでしょう。

料理はおいしかったのですが、接客態度が残念なお店でした。

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奈良 平城宮跡 世界遺産の広大な歴史公園

金魚ミュージアムから歩いて平城宮跡に戻って来ました。

平城は710年に唐の都・長安をモデルにして建造された首都であり、平城とは平城京の中の天皇が住む内裏、儀式を行う朝堂院、役人が執務を行う外朝からなる大内裏です。現在でいうと・・・平城京=東京都、平城宮=皇居+霞が関、こんなイメージでしょうか?

平城宮跡は「古都奈良の文化財」の構成資産として世界文化遺産に登録されています。また世界遺産登録前から当時の建造物の復原が始まり、2008年からは国営平城宮跡歴史公園として整備されるになり、現在も続いています。

ちなみに「復元」とは失われて消えてしまったものを、かつての姿どおりに新たにつくることで、「復原」とは元々の姿が改造されたり、変化してしまった現状の姿を元通りに戻すことらしいです。

平城宮を南北に貫く朱雀大路、向こうに見えるのは平城宮の正門である朱雀門。

朱雀門の手前左右には、1)天平みはらし館、2)天平つどい館、3)天平みつき館、4)天平うまし館といった観光交流施設や、5)平城宮いざない館という建物があり、展望デッキ、物販コーナー、展示・資料館、カフェ・レストランなどとなっています。

天平うまし館で簡単に遣唐使の歴史などを学び、屋外に展示された復元遣唐使船を見学します。

遣唐使船の構造。

せんとくんもいました。

平城宮いざない館では、出土品・構造模型・資料の展示、当時の生活の様子などを含めて平城宮跡全体の歴史や概要を知ることが出来ます。

そして朱雀門へ。

朱雀門を抜けて北へ進むと線路が出現します。

平城宮跡という世界遺産の中を近鉄奈良線が通っているのです。将来的には平城宮跡の南側へ迂回するルートへ移設されるようです。

向こうに見えているのは「大極門」。

大極門とは第一次大極殿院(だいごくでんいん)の南側に位置する正門です。大極殿院とは天皇の即位や外国使節との謁見など国家の重要な儀式が行われた平城宮の中心的なエリア。

「第一次」となっているのは、聖武天皇の時代に次々と別の場所へ遷都され、また平城京へ戻ってきた歴史があるからです。第二次大極殿院は第一次大極殿院の東側にあります。

大極門の隣では東樓が復原中。将来的には西樓も復原されるのだと思います。

大極門から(第一次)大極殿を望む。

大極門を横から。

大極殿へ近づいてみます。南側と西側から見た限り、柵があって中には入れないのかと思い外から撮影しただけですが・・・後で入口は北側にあり、内部見学も出来ることを知りました。

大棟中央飾り。当時の中国建築に見られる装飾で、法隆寺東院夢殿のものを参考に復元したものです。

火除け・火伏せの意味がある鴟尾。飛鳥時代に中国から伝わったとされ、もう少し時代が新しくなると鯱に変化します。

あれは若草山?

第一次大極殿院 復原事業情報館。復原作業の様子を収めたビデオが鑑賞出来、鴟尾・屋根瓦の原寸大レプリカなどが展示されていました。

最後に平城宮跡の北西の端にある奈良文化財研究所 平城宮跡資料館へ。大量の展示品というわけではなく適度な量なので、飽きずに興味深く見られました。

平城京の地割。JR奈良駅、近鉄奈良駅、興福寺、元興寺など現在の奈良市中心部は「外京」という東北の張り出した部分、東大寺は外京からも外れ、京外にあります。

内裏における天皇の生活の様子を展示した宮殿復原展示コーナー。

平城宮・平城京で出土した遺物を展示している遺物展示コーナー。

人のうんちも見つかっています。木の棒はおしりをふくのに使いました。

こんな感じで見学して、所要時間は約1時間半。東側の第二次大極殿跡、東区朝堂院跡、東院庭園、遺構展示館などは見ていないので、全てをじっくり見学すると3時間程度は必要になるかもしれません。

尚、全て入場は無料と太っ腹です。但し、平城宮跡資料館や遺構展示館など月曜定休の施設があります。

最後の平城宮跡資料館から朱雀門ひろばのバス停まで歩いて戻るとなると15~20分位は掛かりそうなのですが、平城宮跡の北側の通りにもバス路線があるので、そちらで奈良市街中心部へ向かいます。

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奈良 金魚ミュージアム 金魚をテーマにしたエンターテイメントアクアリウム

近鉄を大和西大寺で降り、乗換案内ジョルダンのスマホアプリで奈良交通の「奈良公園・西の京 世界遺産 1-Day Pass(500円)」を購入。

大和西大寺駅南口からぐるっとバス(大宮通りルート)に乗り、朱雀門ひろばで下車しました。平城宮跡より先に金魚ミュージアム(Kingyo Museum)へ行くので、ここから10分程歩いたのですが、後でよく見たら、次に宮跡庭園・ミナーラ前という目の前のバス停がありました。何で見落としていたんだろう?

金魚ミュージアムはミ・ナーラというショッピングモールの4階に入っています。尚、ミ・ナーラへは近鉄奈良駅、JR奈良駅(西口)、近鉄新大宮駅(北口)からの無料シャトルバスも運行されています。

入場料は大人1,200円。現地での購入の他、楽天トラベルじゃらんアソビューなどでも予約可能です(公式サイトからの予約は楽天トラベルに繋がるようになっています。私が予約しようとした時はアソビューでしたが)。

私はポイント消化の為にじゃらんを利用しました。じゃらんでの予約の場合、システムの関係上、日・時間帯を指定する必要がありますが、予約日であればどの時間帯に行っても良いようです。私は当日予約し、その時点で12:00~以降しか予約出来ませんでしたが、10時半頃に行って問題なく入場出来ました(事前に電話で確認しましたが)。

この日は日曜日ということで家族連れやカップルなどそこそこ客は入っていました。

金魚をテーマにし、テラリウム、ステンドグラス、プロジェクションマッピング、ミラーボールなどを駆使したアート空間が広がる「エンターテイメントアクアリウム」です。

このコーナーは各水槽に品種の説明書きがあり、旧来型の水族館っぽい感じが多少ありました。金魚の原点といえる和金から琉金、赤出目金・・・品種改良の過程?

琉金。

朱文金。

頭部に赤い肉瘤が乗っている丹頂。

入口付近にあった金魚すくい、料金は300円。

シェア約4割と言われる日本一の金魚生産地・大和郡山のある奈良らしい水族館ではありますが、スペース的にはそれほど広くないので、すぐに見終わります。私は結構画像撮影しましたが、それでも所要時間30分程度でした。

ちなみに日本三大金魚生産地は、奈良県大和郡山市、愛知県弥富市、熊本県長洲町のようです。

魚の種類・生態などを学べる旧来型の水族館ではなく、近年は沖縄のDMMかりゆし水族館、神戸のアトア、東京・銀座のアートアクアリウム美術館などアート(特にデジタルアート)と融合したインスタ映え狙い?の水族館が流行りなのでしょうね。

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松屋で油かすうどんの朝食 大阪・難波

今日から2月末に行った奈良・神戸の旅行記となります。

JRの新快速で三ノ宮駅まで行き、阪神電車の神戸三宮駅へ移動、阪神なんば線と近鉄経由で奈良まで直通の快速急行があります。

せっかく奈良まで直通なのですが、朝食の為に大阪難波で下車しました。

笑いの殿堂「なんばグランド花月(NGK)」。

なんばグランド花月すぐそばの千日前道具屋筋商店街に向かいます。

目指すはアーケード街に入ってすぐ右手にある「うどんそば 松屋」。牛丼チェーンの松屋ではありません。早朝6時(日曜だけ8時)から夜遅く23時まで営業しているので便利です。

千日前道具屋筋商店街に面した店の外にタッチパネル式の券売機があり、ここで食券を購入します。うどん、そばの他、朝定食、丼セットなんかもありますね。この券売機はQRコード決済も利用可です。

路地側のもう一つの出入口にも券売機があります。

こちらは昔ながらの券売機。かけうどん200円~、新世界・西成ほどではないですが、安いですよね。大阪のど真ん中で1杯200円なんて物価がバグってるとしか思えない。現在の円安下なら東南アジアと変わらないレベル。

店内は狭いですが、コの字型のカウンターが結構奥まで続いています(ネットの記事を読むと、奥にはテーブル席もあるようです)。立ち食いではなく一応イスはあります。この時も韓国人観光客が結構多いなあと感じたのですが、グーグルマップの口コミもハングルがポツポツあります。また場所柄、吉本芸人もよく通っているみたいですね。

カウンターの中には天ぷらが並んでいます。

私が注文したのは油かすうどん。前回大阪に来た時に新世界でかすうどんを食べようと思っていたのですが、お目当ての店がコロナ禍で臨時休業になっており食べられませんでした。違う店ですが、そのリベンジです。

油かすとは牛の小腸を油で揚げたもので、大阪・南河内地方で昔から食べられてきた郷土料理らしいです。天ぷらうどん280円、肉うどん370円・・・に対し、油かすうどんは470円。「かす」という名前のわりに、最近はなかなかの高級品となっています。

スープを頂くと、最初に甘みをすごく感じました。タマネギが入っているので、そのせいでしょうか。これに油かすや天かすからのコクが加わり旨いです。

麺は大阪でスタンダードなやわやわのコシがないタイプ。基本的に讃岐うどんのようなコシのあるうどんが好きですが、これはこれで悪くなかった。

この日は結構寒かったので、余計に温かいうどんがおいしく感じたのかもしれませんが、大満足の朝食でした。

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JAL エアバスA350-900 足元が広いバルクヘッド席 沖縄那覇・大阪伊丹線

那覇空港内で食事を済ませ、後は帰るだけとなりました。利用するのは那覇11:55発のJL2084便大阪行です。

使用機材は往路のJL2081便と同じくエアバスA350-900。ファーストクラス、クラスJ、普通席の3クラス制。

普通席は3-3-3のシート配列で、45Gを座席指定しました。JALがエアバスA350-900を導入してからまだ3年ちょっとなので、機内は全体的に新しくてきれいです。

45D~Gはいわゆるバルクヘッド席。前に座席がないので、足元が広く、脚は伸ばし放題です。せいぜい2時間弱のフライトなので、そこまで有難みは感じませんが。

機内エンタメ用のモニターやポケットも前の隔壁に設置されています。モニターは通常ならタッチパネル操作ですが、手が届かないので、シート脇(アームレスト内側)に設置されているコントローラーでの操作となります。機内エンタメプログラムは映画は4本だけですが、TV番組・動画などはアニメを含めて60チャンネル以上ありました。

斜め前に非常口と客室乗務員用の座席。

本来11:55発だったのですが、12:15発にスケジュール変更されました。行きも20分程度遅延したんですよね。使用する飛行機の到着遅れ・機材繰りが理由とアナウンスしていました。往路は確か航空法で規定されている運航に必要な書類の準備遅れだったような。

結局12:20頃に離陸。途中ドリンクサービスあり、大阪伊丹空港には当初のスケジュールより約20分遅れの14:05頃到着。約1時間45分のフライトでした。

それほどフライト時間が長くない国内線なら、私の場合はドリンクサービスも必要ないし、シートピッチの狭いLCCでも全く問題なく、料金とスケジュールだけで選ぶと思います。

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琉球村 那覇空港店で沖縄そば

最終日になりました。11:55発の便で帰るので、もう1ヶ所くらいどこか巡ってみようと思っていたのですが、連日歩き通しでしたので、気力・体力がなく、チェックアウト時間ぎりぎりまでホテルで過ごします。

ゆいレールで那覇空港に到着後、おきなわ彩発見NEXT(全国旅行支援)で貰ったクーポンが1,000円分余っていたので、最後に空港で食事にしようと思います。

滞在中一度しか食べられなかった沖縄そばがもう一度食べたくて、ターミナル4階にある琉球村へやって来ました。通常は店先の券売機で食券を購入するシステムですが、私はクーポン利用なので、店員に声を掛けます。

このおばちゃん店員、忙しいのか分かりませんが、声を掛けても無視して立ち去ろうとします。愛想も悪いし、最初から何か気分が良くないなあ。

なんとかカウンター席に着席しました。

注文したのは琉球そば定食(1,280円)。

琉球そば?沖縄そば?には三枚肉、軟骨ソーキ、カマボコ、昆布、ネギが具として乗っています。スープは濃いめで角がある味。不味いわけではないですが、前日に食べた首里そばの上品で繊細なスープとは比べ物にならない。

じゅーしーはあっさりしていて、本土の炊き込みご飯と変わらないような。帰ってから食べたオキハムのじゅーしぃの素と大差ない感じ。個人的には沖縄らしく、ラードの香りがガツンと来る方が好きなのですが。これも前日食べた首里そばの圧勝。

もずく酢。

ピリ辛ゴーヤー。

特別おいしいということもなく、ごく普通の沖縄そばでした。とりあえずお腹は満たせます。また空港内という場所柄仕方ないと思いますが、内容に比べてお値段は少し高めだと感じます。

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ミキ MIKI 沖縄のご当地ドリンク

沖縄旅行の前に知った「ミキ(みき)」なる沖縄独自のドリンクを飲んでみようと、何度かコンビニに行った際に探してみたのですが、見つかりません。

実質的な最終日の夜、美栄橋駅からホテルへ帰る途中、お土産の買い足しも兼ねてフレッシュプラザユニオンへ寄ってみます。

ありました。宮古島市のマルマサファミリー商事の商品、この「マルマサ」ブランドが一番メジャーなブランドみたいですね。値段は250g入り缶で104円でした。

飲む極上ライスって書いてあるくらいですから、お米が原料なんでしょう。沖縄では古くから親しまれてきたソウルドリンク?らしい。

甘酒のような白っぽいものを想像していましたが、缶と同じベージュ色です。少しドロっとしたとろみのあるテクスチャー。

飲んでみますと、少し香ばしくて、甘さも控えめ、また酸味も若干感じます。いずれも薄味で、あまり主張がない微妙な味。発酵飲料ですが、アルコール分は全く感じません。

不味いわけではないけど、わざわざ好んで飲もうとも思わないというのが正直な感想。でも何となく健康には良さそう?

原材料を見てみると、砂糖、うるち米、大麦、もち米、乳酸となっています。飲んで感じた香ばしさは大麦、酸味は乳酸でしょうか。ベージュ色っぽいのは大麦なのか、それとも玄米を使っているからなのか?

ところで「ミキ」の語源って何だろうと思って調べたら、神酒だったんですね。口噛み酒が起源とされています。沖縄のみならず奄美にもあって、奄美の場合は、麦ではなくサツマイモを入れるようです。

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骨汁屋で豪快な骨汁と骨丼 那覇・栄町市場

DMMかりゆし水族館から那覇市内に戻って来まして、夕食第二弾です。

ゆいレールの安里駅で下車し、栄町市場へやって来ました。

栄町市場は狭い路地が入り組んで迷路のようです。昼間は青果・精肉・総菜などを販売する市場街、夜になると飲み屋街となります。昭和時代を彷彿させるレトロ・ノスタルジックとかアジア的な混沌としたディープな雰囲気と言われます。タイミングのせいなのか分かりませんが、この時は全体的に閑散としており、騒然としたアジアンチックな雰囲気ではなかったかな。

グーグルマップを頼りに何とかお目当ての骨汁屋に辿り着きました。

カウンターに4つほどイスが置いてある屋台のようなお店です。

フード類は骨汁と骨丼(大・小)のみ。

骨汁+骨丼セット 1,000円
骨汁のみ 900円
骨丼(大) 600円
骨丼(小) 300円

材料の豚はアグーで、主に今帰仁アグー、我那覇アグー、キビ丸豚、金アグーの4銘柄を使用しているようです。この日は金アグーでした。

ドリンクメニューはそれなりにあります。

私が注文した骨汁と骨丼のセット。

元々骨汁とは沖縄そばのスープを取る為に煮出した豚ガラを料理とした、いわば副産物のようなものですが、この骨汁屋は沖縄そばがメニューにないので、専用に作ったものなのでしょう。

見た目はなかなかのインパクトですよね。

先ずは骨丼からやっつけていきましょうか。骨丼は豚ガラを醤油等で煮込んだものです。

骨から肉を外し、卵の黄身を乗せて頂きます。豚肉好きにはたまりません。

メインの骨汁ですが、骨のすき間に残っている肉をカニフォークを使ってほじくりだします。骨の量のわりに肉はそれほど多く付いていません。途中からは面倒臭くなって、手づかみでいきました。

付け合わせは向かって右から、ヨモギ(フーチバー)、タマネギ・人参、ハンダマ。

右から脂味噌、おろし生姜、たくあん。

骨汁のスープは非常にあっさりしているので、卓上にある七味・塩・胡椒、それに紅ショウガ、こーれーぐーすなどの調味料で自分好みに味付けします。個人的には塩味が一番欲しかったです。

スープも含めて完食。

残った大量の骨たち。

骨汁はシンガポール・マレーシアでよく食べる大好きな肉骨茶(バクテー)、特にシンガポールで主流の潮州風バクテー(白バクテー)に似ているかと期待して来たのですが、ちょっと違いましたかね。

どちらも「骨」が付いていますが、バクテーはあくまで肉がメインです。スープも骨汁は非常にあっさりでした。

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DMMかりゆし水族館 アクセス・所要時間 沖縄・豊見城

ホテルにチェックイン後、しばらく休んでから、次はDMMかりゆし水族館へ出掛けます。ここは夜9時まで営業しているので、時間を有効活用出来てありがたいです。

豊見城市のイーアス沖縄豊崎というショッピングモールに入っています。国際通り周辺からもバスで行けますが、夕方で渋滞にはまりそうなので、私はゆいレールで赤嶺駅まで行き、そこからバスに乗ることにしました。赤嶺駅とイーアス沖縄豊崎を結ぶ路線としては、下記があります。

56番・256番系統/琉球バス(256番路線は1日2~3便のみ)
ウミカジライナー/東京バス

琉球バスの56番・256番はおもろまち・県庁前・那覇バスターミナル周辺の那覇市内中心部も通っています。

私は琉球バス56番系統に乗ろうと赤嶺駅前のバス停で待っていたのですが、時間を過ぎても全く来ません。この路線は浦添から那覇市内中心部を抜けて来るのですが、結局30分以上遅れて来ました。日本の路線バスでこんなに遅延することあるのかと正直びっくりしましたが、沖縄では当たり前?

帰りはウミカジライナーを利用しました。ウミカジライナーは国際通り入口と琉球ホテル&リゾート名城ビーチを結ぶ路線で、那覇空港も通っています。赤嶺駅前~豊崎美らSUNビーチ/イーアス沖縄豊崎の運賃は琉球バスが390円に対し、ウミカジライナーは270円でしかもPayPayで決済出来るというすぐれもの。

DMMかりゆし水族館はイーアス沖縄豊崎の3~4階部分に入っています(入口は4階)。

入場料は大人2,400円、有名な美ら海水族館が2,180円ですからなかなか強気の価格設定です。

チケット売り場は閉鎖されていて、私が来たからあわてて開けていました。冬場の平日の夜19時過ぎだから?まだコロナ禍から観光客が戻っていないから?それともいつもこんな感じなのかガラガラみたいです。

DMMかりゆし水族館は最新の映像表現と空間演出を駆使した新しいカタチのエンタテイメント水族館と銘打っており、入場するとまず最初に多面大型スクリーンとサラウンドにより臨場感あふれる映像と音響を体験します。

そして展示エリアになるのですが、入場してしばらく他の客の気配が全くなく、まさか独り占め?と一瞬思いましたが、10分ほどしたら10人程度にはなりました。

展示されている生物の説明は全くなく、公式アプリを開き、スマホをかざすと見られるという仕組み。スマホを使いこなせない年代の人にはどうかと思うし、使いこなせるとしてもイチイチ面倒臭いです。

2階(イーアス豊崎としては4階)は「亜熱帯気候が織りなす常緑の森」がフロアコンセプト。特に沖縄の生物に限ったものではなく、世界中の生物が展示されています。

シルバーアロワナとアイスポッドシグリット。

コーンスネーク。

ピラルク。

モリアオガエル。

マダガスカルミドリヤモリ。

何か鳴き声がするなと思ったら、飼育員さんがフンボルトペンギンに餌を与えていました。餌やりの時間が決まっていてアトラクションになっているものではなく、単なる偶然だと思います。

ガサガサという物音がして、壁に猪が走り抜ける映像が流れました。

こちらは波打ち際の海岸と空を再現した映像があり、その手前は現実の浅瀬のプールになっていてアカエイや海水魚が泳いでいるという展示。

床一面がガラス張りになっていて、大水槽を上から眺めるコーナー。

大丈夫と分かっていても、一歩目が緊張します。

サメやヒトデなどに触れることが出来るタッチプール。手を入れたら魚が集まってきてくすぐったかったです。角質を取ってくれるドクターフィッシュかと一瞬勘違いしましたが、南国の海によくいるオヤビッチャかロクセンスズメダイだったと思います。

プールの周りに何の脈絡もなくいたキンカジュー。見た目は猿っぽいですが、アライグマの仲間らしい。

その隣にナマケモノやアルマジロなど陸上の生物を展示しているエリアがあります。

カラフルなヒムネオオハシ。

フタユビナマケモノ。

ケヅメリクガメ。

ナマケモノが脱走中。しばらく泳がされてから、飼育員さんに元の止まり木に戻されていました。

メンフクロウ。

続いて下の階へ移動します。このフロアは「多彩な生物が息づく澄み切った海」がコンセプト。

カクレクマノミ。

チンアナゴ。

色鮮やかなサンゴ礁と熱帯魚が泳ぐプールを通り抜けるトンネル。

円柱水槽の中をふわふわとクラゲが漂う幻想的な世界。

ライトの色が変化します。

5枚のパネルに映し出される映像によるバーチャル水槽。

最後に沖縄近海の様々な海洋生物が回遊する大水槽。さきほどの床がガラス張りになっていた所はこれを上から覗いていたんですね。

ざっと見学して所要時間は50分程度でした。エンタメ感強めで展示されている生物自体は特に充実しているわけではありませんが、私には飽きが来ない程よい内容でしたし、空いていたので自分のペースで見学出来たのも良かったです。ただ料金はちょっと高いような・・・

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